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日本刀横領容疑の男3度目の逮捕 違法に95点を所持、否認

福井新聞ONLINE 6月29日(水)17時36分配信

 修理を依頼された日本刀を返却しなかったとして、業務上横領の疑いで福井市の男が逮捕された事件で、福井県警福井署と県警生活環境課は28日、軍刀や小銃など約100点を違法に所持していたとして銃刀法違反(所持の禁止)の疑いで男を再逮捕した。同署によると「私のものではない」と否認している。この男を一連の事件で逮捕するのは3度目。

 再逮捕されたのは、福井市の刀剣類販売・修理会社「勝山剣光堂」代表取締役、勝山智充容疑者(47)。

 逮捕容疑は正当な理由なく、所持の許可を受けずに軍刀86本と小銃1丁、模造拳銃8丁を所持していた疑い。

 同署によると、軍刀は全長75センチ前後のものが多く、最も長いもので全長約100センチ。刃渡りはおおむね55~80センチ。小銃は帝政ロシア時代の軍事目的のもので、部品を一部欠くものの殺傷能力があると確認。模造拳銃は鉄製で、加工すれば発射できるという。実包は見つかっていない。

 5月18~20日に同容疑者の関係先を家宅捜索し、住居や作業場などで発見し、差し押さえていた。

 同容疑者は預かった日本刀を返却せずに横領したとして、今年5月18日と6月7日に業務上横領容疑で逮捕されている。福井地検は28日、7日逮捕の同容疑について処分保留とした。5月18日逮捕の同容疑についても処分保留としている。

 同署の捜査本部には同容疑者が刀を返さないなどといった相談が約70件寄せられている。福井新聞の調べでは、少なくとも10都府県の刀剣愛好家らとトラブルになっているとみられる。

最終更新:9月7日(水)14時16分

福井新聞ONLINE