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ニフティ、IoTシステム開発環境を拡充-デバイス・クラウド連携機能「IoTデバイスハブ」を今秋に商用化

日刊工業新聞電子版 6月29日(水)16時30分配信

 ニフティはIoT(モノのインターネット)サービスの開発に必要なデバイスとクラウドをつなぐ機能を提供する。センサーなどのデバイスにソフトウエアを組み込んでクラウド側と通信連携し、デバイス管理や制御が行える。近く無料の試用版を提供し、今秋に商用化する。データの可視化・分析など各種機能を順次提供し、顧客のサービス支援や業務の効率化につなげる。

 ニフティはクラウド上で各種機能を提供するIoTプラットフォームにデータ収集とデバイス管理を可能にする機能「IoTデバイスハブ」を追加する。通信モジュール搭載のデバイスに同社が提供するソフトウエア開発キット(SDK)を組み込む。これにより、インターネットにデータを送ったり、インターネットから画像や動画などのデータを取得できる。

 今後は収集したデータを活用する機能も提供。具体的にはデータの可視化、分析、機械学習まで対応する。例えば顧客は工場のラインに流れる製品の画像データから不良品を判別したり、機器の保守で現場にサポート要員を派遣するための最適ルートを分析したりできる。

 同社は2015年に大量のデータを通信する際に適したプロトコル「MQTT」を導入できる機能の提供を始めた。今回のデバイスハブを含め各種機能を拡充し、モノから得たデータを基にビジネスプロセスを効率化、リアルタイムのデータ分析で顧客のマーケティングやコスト削減に役立てる。

 さらにプラットフォーム提供とは別に、IoTのアイデア出しから試作モデルの開発までサービス面から顧客を支援する取り組みも推進。現在までに製造業を中心に100件程度の引き合いがありサービスの具現化を目指している。

最終更新:6月29日(水)16時30分

日刊工業新聞電子版