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埼玉から東京五輪100人出場目標 酒井選手ら52人、県が強化指定

埼玉新聞 6月29日(水)10時30分配信

 2020年東京五輪に出場する埼玉県選手を100人に増やす目標を掲げる埼玉県は28日、選手育成を図るため、今夏のリオデジャネイロ五輪競泳女子400メートルメドレーリレー代表の酒井夏海選手(15)=さいたま土合中3年=ら中学3年以上の22競技52選手(男25人、女27人)を「彩の国2020ドリームアスリート」として強化選手に指定すると発表した。

 強化指定選手は1人当たり年間40万円の特別強化費の助成を受けられるほか、スポーツ科学を活用した支援を受けることができる。同日の定例会見で上田清司知事は「東京五輪で大活躍してもらい、スポーツ王国埼玉の名を上げ、埼玉県の誇り、ブランド力が高まることを期待したい」と述べた。

 強化指定選手は県内学校出身者や埼玉県登録選手が対象となり、酒井選手のほか、リオ五輪代表を決めている体操女子の宮川紗江(16)=西武台高2年、水球の足立聖弥(21)=秀明英光高出=の両選手や、レスリング男子で高校総体を連覇した山崎弥十朗選手(19)=埼玉栄高出=らが選ばれた。

 中学3年生が7人、高校生が25人、大学生・社会人が20人で、8月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で正式決定される野球・ソフトボール、空手などの追加競技は総会後に指定する予定。52選手のうち3選手は18年平昌冬季五輪への出場を目指す。

 指定されると、遠征費や合宿費などとして選手1人当たり年間最大40万円が助成される。早稲田大学スポーツ科学部(所沢市)と連携し、磁気共鳴画像装置(MRI)などの専門的な機器を使用して選手の身体能力測定や分析を実施。県体育協会にフィジカルトレーナーや管理栄養士、メンタルトレーナーを配置し、専門スタッフによる指導が受けられる。

 県スポーツ振興課によると、12年ロンドン五輪では、日本選手団293人のうち県選手は約14%の40人だった。今夏のリオ五輪では27日現在、12競技で41人の県選手が出場を決めている。県は自国開催の東京五輪では、通常より日本選手の出場が多くなるとみて選手団を計500人と想定。うち20%に当たる100人が県選手になるよう目標を掲げている。

■彩の国2020ドリームアスリート(敬称略)

【陸上競技】江口琴美(埼玉大)

【競泳】酒井夏海(さいたま土合中) 矢島優也(明治大)宮坂倖乃(春日部共栄高)宮本一平(埼玉栄高)宮本陽輔(自衛隊体育学校)石井瑛章(花咲徳栄高)石井健聖(埼玉栄高)熊沢将大(東松山北中)佐藤千夏(埼玉栄高)松本輝(明治大)

【水球】足立聖弥(日体大)伊達清武(同)

【シンクロ】吉野倫加(早大) 宮内花菜(さいたま大原中)

【テニス】綿貫陽介(春日部豊春中出、西宮甲英高)

【ホッケー】村田和麻(診療印刷)星卓(同)

【ボクシング】並木月海(花咲徳栄高)

【 バレーボール】高橋凛(細田学園高)

【体操】宮川紗江(西武台高)加藤裕斗(順天堂大)小池亜優(戸田翔陽高)桑嶋姫子(戸田新曽中)

【バスケットボール】石川愛(埼玉栄高)中沢梨南(春日部豊野中)梶原理奈(埼玉栄高)

【レスリング】入江ゆき(自衛隊体育学校)山崎弥十朗(早大)中村未優(埼玉栄高)

【ウエイトリフティング】糸数加奈子(自衛隊体育学校)

【ハンドボール】高野颯太(浦和学院高)

【自転車】梶原悠未(筑波大)細谷夢菜(浦和工高)

【フェンシング】才藤歩夢(早大)

【バドミントン】渡辺航貴(埼玉栄高)小野寺雅之(同)岡村洋輝(同)中山裕貴(同)緑川大輝(同)吉田瑠実(同)斎藤夏(同)宮崎淳美(埼玉栄中) 鈴木陽向(同)

【クレー射撃】大山重隆(大山商事)

【アーチェリー】沢出愛美(自衛隊体育学校)

【近代五種】嶋野光(自衛隊体育学校)

【トライアスロン】吉川恭太郎(立教新座高)

【テコンドー】岸田留佳(鶴ケ島清風高)

【アイスホッケー】ハリデー慈英(早大)

【スキー】吉川空(サイサン)

【スケルトン】伊地知真優(伊奈学園総合高)

最終更新:6月29日(水)10時30分

埼玉新聞