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ライチョウのひな2羽誕生 ファミリーパーク

北日本新聞 6月29日(水)12時37分配信

 国の特別天然記念物で絶滅危惧種「ニホンライチョウ」の人工飼育に取り組んでいる富山市ファミリーパーク(同市古沢)は29日、ひな2羽が誕生したと発表した。28日午後2時55分と、午後11時にふ化し、体重は16~18グラム。全身が茶色の羽毛に覆われ、いずれも元気という。

 環境省が昨年から実施する保護増殖事業の一環。ことしは6月21日、乗鞍岳(長野、岐阜県)で8個の卵を採取し、パークと大町山岳博物館(長野県大町市)に4個ずつ運んだ。

 6月上旬にも4個を採卵し上野動物園(東京)へ運び、26日に4個ともふ化した。

 パークでは残る2個のうち1個が殻をつつき始め、もう1個も卵が揺れるなどふ化に向けた動きが見られる。ひなの性別は、卵の殻のDNA鑑定により秋ごろには判別できる見通し。

 昨年は10個を採卵し、上野とパークで5個ずつ飼育した。上野は全滅。パークの雄3羽が順調に成長し、うち2羽は今月27日で、1羽は7月2日で1歳となる。ことし採取した卵から雌が無事成長すれば、来年春からの繁殖が可能となる。

 山本茂行園長は「1年間の飼育に成功したことは、大きな節目。この後も順調にふ化することを願いながら、飼育に全力を傾けたい」と話した。

北日本新聞社

最終更新:7月20日(水)14時5分

北日本新聞