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【白球つれづれ】独立リーグの光と影

ベースボールキング 6/29(水) 11:02配信

「白球つれづれ」~第14回・独立リーグ~

 「独立リーグ」という名称が日本でも認知されだした。しかし、スポーツ紙などで日々の成績は掲載されるものの、組織やそこで切磋琢磨する選手たちの詳細が伝えられることはほとんどない。日本野球機構(以下NPB)に属するセパ12球団に対して注目度も知名度も大きく劣るが、いつかそのNPBの花形プレーヤーを目指して、挑戦する男たちの姿を追ってみた。

 今でこそ「日本一」の座を群馬の館林に譲った感のある埼玉県熊谷。それでも十分に熱い炎熱の街で昨年、武蔵ヒートベアーズは誕生した。取材当日の相手は福島に本拠地を置く福島ホープス。このチームの監督は、ヤクルトや米大リーグのタンパベイ・レイズなどで活躍した岩村明憲だ。

 四国の独立リーグである「四国アイランドリーグ」の設立から遅れること2年、北信越のチームを中心に「ルートインBCリーグ」(以下BCリーグ)がスタートしたのは2007年のこと。今では8チームが東西ブロックに分かれて覇を競う。秋には四国との間で独立リーグの日本シリーズ(グランドチャンピオンシップ)まで行われている。

元NPB出身者たち

 熊谷のグラウンドでは岩村の試合前の動きに目を奪われた。20球ほどのキャッチボールを済ますとマウンドに向かい打撃投手として汗を流す。打席に立っているのは、かつて巨人や楽天でプレーしていたジョン・ボウカーだ。

 「もう一度チャンスをつかんでNPBでプレーがしたいんだ」という33歳の外国人らを相手に100球近くを投じた指揮官は休む間もなく、捕手陣を相手に至近距離からワンバウンドのボールを投げていく。捕逸を防ぐキャッチング練習だ。さらに内外野へのノックも始める。同リーグの監督、コーチはトレーニング担当を除けばどのチームも3人程度。1人は投手担当なので、監督だからといってあぐらはかけない。1人で二役三役は当たり前だ。

 「ふるさとのプロ野球」を合言葉に地域の振興と活性化を目指すBCリーグ。首脳陣は基本として元NPB出身者で固められている。武蔵の監督は、かつてロッテなどでエース格として働いた小林宏之。ちなみに群馬ダイヤモンドペガサスは平野謙(元中日、西武)、福井ラクルエレファンツは吉竹春樹(元阪神、元西武)と華やかなOB戦が開けそうな顔ぶれである。

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最終更新:7/4(月) 18:50

ベースボールキング

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