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技巧派左腕の日本ハム・武田勝 もう一度、花を咲かせることができるか

ベースボールキング 6月29日(水)10時0分配信

 もう一度、一軍のマウンドに上がるため、二軍で必死に汗を流す男がいる。球速140キロを大きく割り込むストレートながら、抜群の制球力と、巧みな投球術で勝ち星を積み重ねた日本ハムの武田勝だ。

 武田は、立正大学から社会人チームのシダックスに入社。野間口貴彦とともに、シダックス投手陣の柱として活躍した。03年のドラフト時には、野間口の獲得と共に巨人が武田の獲得を目指していたが、当時のシダックス監督の野村克也に「両方抜けられるのは困る」と、難色を示し、同年のドラフトでプロ入りはしなかった。

 しかし、その2年後の2005年、日本ハムにドラフト4位で指名されてプロ入り。1年目から29試合に登板し、5勝2敗1セーブという成績を残した。翌年は18試合に先発し、9勝(4敗)、3年目には、8勝(7敗)。入団以降、3年連続で防御率2点台と安定した投球を見せると、4年目の09年に10勝(9敗)を挙げ初の二ケタ勝利をマーク。同年から左腕としては、球団史上初の4年連続二ケタ勝利という快挙を成し遂げ、12年には3年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。

 ところが、13年は、自身初となった開幕戦のマウンドでアクシデントに見舞われる。西武の炭谷銀仁朗を一塁ゴロに打ち取った際に、ふくらはぎの筋挫傷を起こして降板。早期復帰を果たすも、大量失点して降板する試合が目立ち、この年は8勝(7敗)に終わる。14年は3勝4敗、昨年は3勝2敗、共に防御率は5点台と、不安定なシーズンが続いている。

 プロ11年目を迎えた37歳の変則左腕。今年はファームで13試合に登板し、1勝5敗1セーブという成績だ。大谷翔平や有原航平など、若い本格派右腕の活躍が目立つ中で、あの独特なフォームから巧みな投球術を見たいと思う日本ハムファンも多いはず。その復活の時を待ち焦がれているに違いない。

BASEBALL KING

最終更新:6月29日(水)10時14分

ベースボールキング

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