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奥能登、クマ生息初確認 能登町で足跡

北國新聞社 6/29(水) 2:45配信

 28日、能登町笹川でクマの生息を示す足跡が見つかった。場所は26日にクマとみられる動物が目撃された県道脇の林で、石川県によると、目撃情報以外に奥能登での生息確認は初めてとなる。

 県猟友会金沢支部と鳳至支部の会員と町職員が現場を調べ、幅約10センチの足跡を確認した。立ち会った金沢支部の宮崎禅太郎さん(65)は「2、3日前の足跡だろう。体長は約1メートルとみられる」と推測した。

 27日夜に目撃情報があった同町国重では28日、大型の動物が通ったとみられる獣道などが見つかった。町は同日、笹川と国重の目撃現場付近で、仕掛けが作動しない捕獲用おりを各1基設置し、県に捕獲許可を求める準備に入った。同町柳田小は保護者による送迎を各家庭に依頼した。

 1月から6月23日までの県内の目撃件数は113件で、2005年の統計開始以来、同時期では最多となった。中でも5月は49件、6月は54件と突出した。

 県は、昨年までクマの生息範囲を七尾市東部が北限としていたが、6月の目撃情報を受け「能登島や能登町も生息範囲として扱うことになる」(自然環境課担当者)としている。

 県立大の大井徹教授(動物生態学)は、7月までは若い雄が行動範囲を広げて動き回る時期と指摘し、「怖いもの知らずで集落に出てくる恐れもある」と注意を呼び掛けた。

北國新聞社

最終更新:6/29(水) 2:45

北國新聞社