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リオ行きを掴むために…野津田、最後のアピールへ「自分の力を出し切りたい」

SOCCER KING 6月29日(水)7時30分配信

 仲間が決めてくれたリオデジャネイロ・オリンピック出場。だからこそ、今度は一緒に夢の舞台に立ちたい。MF野津田岳人(アルビレックス新潟)は29日のU-23南アフリカ代表戦に向けて、「本当に最後のチャンスなので、悔いの残らないように自分の力を出し切りたい」と決意を口にした。

 手倉森ジャパンの常連メンバーだった野津田は、昨年12月に右ひざの内側側副じん帯を損傷し、今年1月のリオ五輪アジア最終予選に出場することが叶わなかった。本大会出場を決めた仲間を誇らしく思うと同時に、その場所に立てなかった悔しさがこみ上げた。

 そして、野津田はある決断を下す。下部組織から育ったサンフレッチェ広島を離れ、期限付き移籍で新潟へ加入。「オリンピックに出たいという思いがすごく強かった」と出場機会を求めて新天地に身を置いた。前半戦を終えて、リーグ戦出場は5試合と満足のいく結果ではない。それでも、「個人的には戦術的な幅が広がりました。広島ではユース時代から3-6-1の中でしかプレーしていなかったので、4バックのサイドハーフという新しい自分のスタイルにはすごく新鮮さを感じています。代表に入った時にやりやすさをより感じるようになりました」と変化を実感している。

 チームを率いる手倉森誠監督は、野津田の成長を「たくましさ」という言葉で表現した。「このチームの特長は守備力が一人一人にないといけない。アタッカーではあるけれど、彼はその部分が相当高まった。トゥーロン国際大会を見ていて、怖がらずに相手の懐に潜って行くあたりは、彼がたくましくなってきているところ。今回もそれがやれるかどうか。もう一回、ここで試してみようと思いました」。

 南アフリカ戦はリオ五輪前の国内最終戦。指揮官が「何をしてくるか分からないような前線の突進力がある」と警戒する相手に、「組織的に攻撃を仕掛け、パスワークで崩していければ必ず隙は生まれる。そういった隙を逃さずに狙っていきたいと思います。相手と駆け引きをしながら、しっかりと戦っていきたい」と野津田のイメージは出来上がっている。その中で「シュートはどんどん狙っていきたい」と自らのゴールでチームを勝利に導くつもりだ。手倉森監督の期待に応えるために、そして何よりリオ行きの切符を掴むために――。生き残りを懸けた最後の戦いへ挑む。

SOCCER KING

最終更新:6月29日(水)7時31分

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