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今夏の移籍にも影響?…EU離脱がプレミアリーグに与える経済的打撃とは

SOCCER KING 6月29日(水)19時11分配信

 23日に行われた国民投票により、イギリスがEU(欧州連合)から離脱することが決定した。今回の決定を受けて、プレミアリーグに対して経済的打撃が生じることになりそうだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が27日付で伝えている。

 サッカーの財務専門家であるエスティーブ・カスタダ氏は、イギリスのEU離脱によってポンドの為替レートが変動する影響で、国外から選手を獲得する場合の移籍金が約10パーセント増額となると予測している。

 またEU離脱後は、EU圏内の選手も他の外国籍選手と同じ扱いとなるため、代表チームでの一定数以上の試合出場経験や他の条件を満たしたうえで労働ビザを獲得することが必要となる。EU離脱に伴うルール変更の影響を嫌う各クラブは、今夏の移籍市場でEU圏内の選手獲得に躍起になるとみられている。

 イギリスのEU離脱が与える影響について、カスタダ氏は「まだ断言するには早いが、とてつもない影響が予想される。ユーロに対するポンドの価値は10パーセントほど下がり、イギリスのクラブが払う額が増えるだろう。移籍金が10パーセント増額するだけでなく、他の影響もあるだろう。先週はいくつかの交渉に参加したが、ポンドが不安定になるため、選手たちはユーロで給料を払ってもらいたがっている」とコメントしている。

 続けて、「イギリスでプレーする資格を持つ選手の数が減るため、リーグとしての魅力に欠けるようになるかもしれない。さらに悲観的なことを言えば、トップクラスの才能を連れてくることが難しくなるため、テレビの放映権料も下がるかもしれない。ただ、プレミアリーグは規制の変化にうまく対応し、これらのシナリオが起こるのを防ぐことができるだろうと私は予測している」と語り、EU離脱に伴う状況の変化に対応する必要性を強調した。

 今夏の移籍市場での各クラブの動きについて、同氏は「イギリスのクラブは今夏、積極的に選手の獲得を目指すだろう。将来的に選手を獲得することが難しくなるかもしれないため、早急に動く必要性があるからだ。移籍禁止処分を受けたバルセロナのようにね」と予想し、今夏の移籍市場で大きな動きがあるという見込みを述べている。

SOCCER KING

最終更新:6月29日(水)19時11分

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