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外で船賃競争、内で株集め ついに共同運輸を傘下に収める 岩崎弥太郎(下)

THE PAGE 7/2(土) 11:00配信 (有料記事)

 共同運輸と三菱の船賃競争はとどまることを知らずさらに激化し、やがて死闘を繰り広げる展開に。両社一歩も譲らぬ闘いでしたが、一方で岩崎弥太郎が取った策とは? 

 50歳と1カ月で世を去った岩崎の投資家人生のクライマックスを市場経済研究所の鍋島高明さんが解説します。

  三菱と共同運輸の熾烈な客の争奪戦

 三菱と共同運輸との闘いは激しさを増していく。運賃の値引き合戦に加えて景品を付ける競争に入っていった。三菱がカステラを出せば、共同運輸は砂糖菓子を配る。この勢いだと一等船客には金時計が出るかもしれない、などとマスコミは喜んで書き立てる。

 空前の船賃戦争は茶の間の話題ともなり、尾ヒレがついて信じられないような事態となる。ある日横浜の共同運輸を訪れた客が船賃競争に悪乗りして「四日市まで行きたいが、タダで乗せてくれないか」と言い出した。共同運輸側が「せめて弁当代(12銭5厘位)だけでも出してくれませんか」というと客は「三菱と掛け合ってみるよ」と言って立ち去った。三菱との交渉の結果はわからないが、親分岩崎の意を体して「よっしゃタダでいい。けんど帰りはチクと払っておおせや」といったことになりはしなかったか。本文:4,157文字 この記事の続きをお読みいただくには、THE PAGE プラスの購入が必要です。

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最終更新:8/19(金) 18:50

THE PAGE