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ミア・ワシコウスカが語る映画『アリス・イン・ワンダーランド』の魅力

ぴあ映画生活 6月30日(木)11時19分配信

人気シリーズの最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が明日から公開になる。ミア・ワシコウスカは、本シリーズの主演に抜擢され、世界的にその名を知られるようになったが、自身が演じたアリスやシリーズの“少し変わったところ”が気に入っているという。

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前作でアリスは、ワンダーランドで大冒険を繰り広げた後に、周囲が進める結婚を断り、今は亡き父の仕事を継いで、大海原へと旅立っていったが、本作の冒頭のアリスは立派な船長になっている。「イギリスやアメリカや(ワシコウスカの故郷の)オーストラリアでは、これまでに存在したフェミニズムとは違ったタイプの“強い女性”がメインストリームで活躍する気運が感じられます。アリスは物語で描かれる時代では、とても先進的な女性でした。周囲から保守的な価値観を押しつけられても、ブレることなく自分らしさを持ち続けた。今でも周囲から様々な考えを押しつけられている人たちはいるだろうから、彼女の存在は大きなメッセージになっていると思います」

しかし、新作ではそんなアリスが危機に立たされる。航海から戻った彼女は自分の船を手放さなければならないピンチに陥り、再び訪れたワンダーランドでは親友のマッドハッターが過去に起こった出来事がきっかけで自分を見失ってしまった。過去に起こった出来事がすべての元凶なので、時間をさかのぼって過去を変えれば、すべてが解決すると考えたアリスは、危険な冒険に旅立つ。ワシコウスカが「物語の冒頭のアリスは、過去を変えることで頭がいっぱいになっています」と語る通り、アリスは懸命に過去を変えようと奔走するが、彼女の試みはことごく失敗する。やがて、彼女は“過去”や“時間”について学び、新たな解決策を見つけ出していく。

映画は、アリスの冒険と、ハッターとの友情ドラマ、そしてワンダーランドの住人たちの知られざる過去が描かれるが、ワシコウスカは、この映画の“少し変わったところ”が魅力だと微笑む。「アリスは、少し変わった女性だと思います。ハリウッドの典型的な超大作映画なのに、女性が主人公なのも変わっているし、アリスは剣を使う男性ヒーローの単なる“女性版”でもないんです。それに女性が主人公の映画なのに、ロマンスや恋愛の要素がないところも珍しいと思います。私、個人的にはアリスの“誰に対しても礼儀正しいわけではない”ところが気に入ってるんです」。

同時に彼女は、この少し変わったドラマが、観客の誰もが共感できるドラマであることが面白いという。「新作では様々な人間関係が掘り下げて描かれるのですが、それは誰しもが経験する関係性なんです。アリスと母親の親子関係だったり、アリスとハッターの友情だったり、赤の女王と白の女王の姉妹関係だったり……恋愛関係だけではなくて、様々な人間関係にフォーカスがあたっているのが面白いところです。人は人生の間に何度か自分と親の関係を再調整するタイミングがあると想うのですが、この映画はそんな部分にまで触れているんです」

誰も見たことがない不思議な冒険と、誰もが経験する人間関係。『…時間の旅』は、ワクワクと共感が同時に押し寄せる映画になっているようだ。

『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』
7月1日(金) 全国ロードショー

最終更新:6月30日(木)11時19分

ぴあ映画生活

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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