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“チェロの妖精”Nana、16歳を祝う〈Nana デビュー・リサイタル〉を東京で開催

CDジャーナル 6月30日(木)16時38分配信

 15歳で録音したアルバム『Nana15』を4月に発売し、今年になってから2回のプロモーション来日を行ない多数のテレビにも出演するなど、大きな話題を集めた“チェロの妖精”Nanaが、6月29日(水)に東京 紀尾井ホールで〈Nana デビュー・リサイタル〉を開催。“Birthday Recital Tour in Asia”の一環で、6月15日(水)に16歳になったばかりの台湾出身のチェリストがファンとともに誕生日を祝い、演奏を聴かせました。

 定刻の19:00を3分ほど過ぎ、白のロングドレスで登場したNanaは、やや緊張した面持ちでピアノのティエンリン・チャンと「愛の言葉」(カサド)でリサイタルをスタート。「歌の翼にop. 34-2」「無言歌 ニ長調op. 109」(いずれもメンデルスゾーン)の演奏を終え、ようやく少しだけ笑顔を見せると、静かな会場では客席から「かわいい」との小さな声も。「タランテラop. 23」(スクヮイア)で前半を締めくくり、ティエンリン・チャンと笑顔を互いに交わしました。

 後半は真紅のドレスに着替えて登場したNana。「涙そうそう」や「赤とんぼ」といった日本の楽曲を情感たっぷりに演奏し、客席から最大の拍手を受けました。情熱的な「リベルタンゴ」で本編を締めると、通訳を伴って再びステージに。まずは日本語で「みなさん、今日はデビュー・リサイタルに来てくれてありがとうございます。これからもがんばります。また日本で会いましょう」と客席に手を振って謝辞を述べました。さらに通訳を介し「今日は東京での初めてのリサイタルで、緊張していたのですが、とても楽しめました。誕生日を迎えてのツアーであり、6月15日に誕生日を迎えてから9回目の公演です。今日は皆さん来てくれてありがとうございます」と心からのメッセージを伝えました。

 「いまから演奏する曲は、私の年代の人はご存じないかもしれませんが、今日来ていただいた多くの方は知っている楽曲だと思います」と語ると、アンコール曲を察知した会場に小さな笑いが。「私にとっては大きな意味を持つ曲です」と、アルバムのボーナス・トラックとして収録されている「ラヴ・イズ・オーヴァー」を演奏。鳴り止まないアンコールに、ステージに戻ったNanaとティエンリンは、久石 譲メドレーとして『魔女の宅急便』『天空の城ラピュタ』の楽曲を演奏しました。ステージを去った後、拍手に促されたNanaは、楽器を持たずにステージへ戻り、当日もっとも長い時間をかけて観客に向かって一礼。頭を上げると、最後に客席に両手で手を振り、16歳らしい笑顔を見せてステージを去りました。

最終更新:6月30日(木)16時38分

CDジャーナル