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米艦船か、マグロはえ縄切断される 沖縄で3年連続被害

沖縄タイムス 6/30(木) 5:02配信

 那覇地区漁協所属のマグロ漁船4隻が、沖縄本島近海ではえ縄を切断されたことが29日分かった。漁船の乗組員が米軍艦船とみられる船を現場で目撃している。はえ縄切断の被害は2014年からマグロ漁期に3年連続で発生。14年の損害賠償はまだ支払われていない。
 9日、マグロ漁船から県漁業無線局に被害の一報が入った。被害に遭ったのは8日ごろとみられる。
 被害に遭った4隻のうち、2隻は切断された漁具を回収できたという。漁船が沖縄に戻っていないため、被害額は分かっていない。
 県漁業協同組合連合会は漁船が戻り次第、乗組員から聞き取り調査をする方針。上原亀一会長は「一報は受けているが、漁業者から話を聞いておらず具体的な状況がつかめていない」としている。写真やビデオなど加害者を特定する証拠がなく、聞き取り調査を実施した上で対応を判断する。
 はえ縄切断は14年5~6月に9隻、15年6~7月に2隻が被害を受けており、今回で3年連続の発生となる。14、15年には乗組員が写真やビデオで米艦船を撮影しており、関与が疑われている。
 14年分は被害額が1146万円に上るとして、県漁連が米海軍の音響測定艦の運航会社に損害賠償を求めている。
 運航会社は3月に米軍の関与を認めず、損害賠償請求額の3割を支払う内容で示談を提示。県漁連は請求額全額の支払いを求め、示談を拒んでいる。(政経部・照屋剛志)

最終更新:6/30(木) 11:51

沖縄タイムス