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相場全体に底入れ感が強まり、買い直しの動きも強まる

ZUU online 6月30日(木)8時0分配信

おはようございます。梅雨空が続きまだまだぐずついた天気ですが、株式市場はすっかり英国のEU(欧州連合)離脱問題からの大騒ぎが一服となった感じです。原油価格が安いからということで株が売られることもなくなり、ギリシャがどうしたという話も聞かなくなり、中国の景気がどうたら、ということも言われなくなり、英国の問題が終わった(?)ので戻りを試すということなのでしょう。

 米国株高であり、日本株も高いのですが、その割には円安にならないという感じです。為替の動きが鈍いのか、株価が行き過ぎているのか、いつも為替と株価は「卵と鶏」のような感じですが、今回の円高が多分に投機的な動きでの円高ということであり、また「安全資産としての円高」であるのであれば、商品相場も堅調なのですから、そろそろ円安方向に振れても良いのではないかと思います。

 米国株が大きく上昇、為替も再度円安になったことから本日の日本市場も堅調な展開が期待されます。日経平均先物はシカゴ市場で15,800円を試す動きになっており、主力銘柄、特にここまで売られていた自動車株などを中心とした輸出株などが買い直されて堅調となりそうです。米国でも金融株が買い直されており、銀行株など金融株も戻りを試す動きになりそうです。小型銘柄も値動きのいいものについていくという動きは続きそうで、相場全体に底入れ感が強まり、買い直しの動きも強まるのだと思います。

 15,500円~600円水準で値固めとなるかどうかと思いましたが、いったん15,800円~16,000円水準の上値を試すことになりそうです。為替がさらに円安となるようであれば、16,000円前後まで一気に戻しそうです。ただ、さすがにそろそろ戻り売りに押される水準でもあり、円安にならなければ15,500円~600円水準での底堅さを確認するような場面もまだまだ見られそうです。

■本日の投資戦略

米国株が引き続き大きく上昇となり、結局英国の問題は何だったんだ!というような感じになって来そうです。これまでも述べてきましたが、冷静に考えれば英国が離脱するからと言って世界的な大きなお金の流れが今すぐに変わるということでもなく、株式市場、金融市場への影響は限られるのでしょうし、あくまでも心理的なものということになるのだと思います。

周りで騒ぎすぎたということが本当のことだと思いますが、いつでも何につけ、大騒ぎとなるのが相場というものですから、常に冷静に対処するということが必要でしょう。為替にしてもあくまでも投機的な動きが円高要因ですから、最終的には落ち着くところに落ち着くということになると思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

最終更新:6月30日(木)8時0分

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