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Living in Sapporo《アメリカ人》ジェンソンさん前編 結婚で日本に

THE PAGE 6/30(木) 12:00配信

 【北海道・札幌】200万人近い人口を抱える北海道の道庁所在地・札幌。「さっぽろ雪まつり」を代表とする世界規模のイベントも開催され、多くの観光客が訪れる街だ。その札幌には多くの外国人(2011年の札幌市の調査によると「札幌の外国人登録者数」は9500人強)が住んでいる。そこで札幌に住んでいる外国人に「札幌の魅力」を聴く「Living in Sapporo」の不定期連載をスタート。第6回目前編では、CDデビューも果たしているサックス奏者のアメリカ人、ベン・ジェンソンさんに日本との出会いについて聞いた。
(インタビュー・構成/橋場了吾)

シカゴとデトロイトの中継地点アンアーバー生まれ

 私は、アメリカ・ミシガン州のアンアーバーという小さな町で生まれ育ちました。ミシガン州で一番有名なのでは、自動車会社がたくさんあるデトロイトだと思うのですが、そのデトロイトから車で30分くらいのところにある街です。

 アンアーバーにはミシガン州立大学があるので、学生が多い街です。また、ドイツからの移民が多いことから、アンアーバー名物といえばジャーマンポテトです。学生の街だけあって今はエスニック料理の店が増えましたが、歴史があるのはジャーマンポテトですね。あとはアメリカンフットボール用のミシガン・スタジアムが有名です。10万人以上入るスタジアムなので、試合の日はいつも大渋滞です。

 気候は穏やかです。夏は暑すぎず、冬は寒すぎず…。雨・雪も少ないので、札幌の初めての冬は雪の多さにビックリしました。すでに札幌で3回冬を迎えましたが、もう雪に対する備えは万全ですよ。

 そのアンアーバーは、デトロイトとシカゴの間にある街なので、多くのジャズミュージシャンやクラシックオーケストラが経由していく街でもあります。その地理的要素は、私が音楽を好きになった理由のひとつかもしれませんね。

ピアノからサックスへ…音楽の修士号も

 小さい頃は、親と兄の影響でピアノをしていました。というか、させられていました(笑)。その後、12~3歳の頃でしょうか、サックスを手にしてからはサックスが中心になりました。その他、フルート、クラリネット、ギターを弾いていますが、ジャンルはジャズになります。

 サックスの魅力は、何といっても表現力が豊かなことでしょうか。同じ音程を吹いても、吹く人によって全然違うんです。高音域も、中音域も、低音域も、演奏者によって音色が変わる…、それが一番の魅力ですね。

 カナダの音楽学校へ行った後はウェイン州立大学へ行き、その後ミシガン州立大学で音楽科修士号を取りました。2007年にライブアルバム「Sweetie Pie」を、2012年にはスタジオアルバム「YOUR SOUL」をリリースしています。演奏活動をしながら学生に音楽を教えていたんですが、日本とは全く縁がなかったんです。それが、ミシガン州立大学時代の友人に紹介されたのが、大学に心理学のポストドクターとして来ていた日本人女性で、その人と結婚することになり初めて日本にやって来ました。

※後編は7月1日(金)に掲載します。

最終更新:6/30(木) 12:00

THE PAGE