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テレビ朝日、シニア世代向けに帯ドラマ枠を新設 第1弾は倉本聰氏オリジナル作品

オリコン 6月30日(木)6時0分配信

 テレビ朝日で来春、中高齢の視聴者向けの新しい帯ドラマ枠が創設されることが29日、わかった。その第1弾として、ドラマ『北の国から』(フジテレビ系)で知られる倉本聰氏(81)のオリジナルドラマ『やすらぎの郷』(2017年春から放送)が決定。主演は石坂浩二(75)が務める。

【写真】石坂浩二の元妻・浅丘ルリ子ほか出演者

 倉本氏は、夜のゴールデンタイムに若者向けのドラマが数多く放送され、大人の観るドラマが少ない、という現状に対し、ゴールデンタイム以外の放送枠で毎日放送する、大人のためのドラマを企画。その企画提案を受けた同局が、ゴールデンタイムならぬ“シルバータイムドラマ枠”を設けることを決定した。

 『やすらぎの郷』は、2クール放送の予定。物語の舞台は、テレビ人専用の老人ホームで、そこに集うのは全盛期の映画、テレビ界を支えた俳優、作家、ミュージシャン、アーティストたち。かつての大スター集団が繰り広げる、ノスタルジー漂う人間喜劇を作り上げる。

 倉本氏が同局のドラマを執筆するのは、『祇園囃子』(2005年)以来。長年に渡って芸能界、特にテレビドラマに関ってきた経験のすべてを、このドラマに注ぎ込み集大成とする意気込みだ。

 「暗い話には絶対にしたくない。明るいこと。しみじみとしていること。悲しいこと。そして、あくまで笑えること。『人生は、クローズアップで見ると悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇である』(チャールズ・チャップリン)。そんなドラマを創りたいと思います」とコメントを寄せている。

 主演の石坂は、同局の人気ドラマ『相棒』シリーズでもおなじみ。倉本氏自身を投影した感のあるシナリオライター・菊村栄を演じる。石坂が連続ドラマに主演するのは、『水戸黄門』(2001~02年)以来、15年ぶりとなる。

 ドラマは、菊村の視点で、ホームで起きる悲喜交々の出来事を紡いでいく。テーマは家族、財産(遺産)、過去への想い、恋、死への恐怖、芸術への心残り…など、多岐にわたり、『やすらぎの郷』というタイトルとは裏腹に、まったくやすらぐことのできない日々に翻弄される菊村の姿をユーモラスに描く。

 そして、菊村を惑わすかつての大女優たちを演じるのは、浅丘ルリ子(75)、有馬稲子(84)、加賀まりこ(72)、五月みどり(76)、野際陽子(80)、八千草薫(85)ら超豪華メンバー(※50音順)。往年の大女優たちが実際の大物女優を演じる。男性陣には、藤竜也(74)、ミッキー・カーチス(77)、山本圭(75)(※50音順)らの出演が決定している。

 石坂は「はじめてのカラーテレビ、はじめてのVTR…、テレビの歴史のいろんな“はじめて”に参加してきましたが、こうやってまたテレビ朝日のはじめての挑戦に参加できることが本当にうれしい」とコメント。クランク・インは、今秋を予定しており、同世代の俳優たちとの共演は「懐かしいとかそういうことだけでなく、お互いに芝居が出来る幸せを感じられたらいいな…。やはり醸し出す空気が自然といつもとは違うのだろうな…と楽しみに思っています」と撮影が待ちきれない様子だ。

最終更新:6月30日(木)8時38分

オリコン