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トヨタと日産、今秋にも目標燃費40km/Lの新型HV車投入で低迷する国内販売にテコ入れか

オートックワン 6月30日(木)20時54分配信

日産の新技術ハイブリッド車とヴィッツHVのガチンコ比較

このところ新車が驚くほど少ないこともあり、自動車メディアはスクープに誌面を多く割く傾向。なかでも盛り上がってきたのが、秋にデビューする日産の新技術ハイブリッド車と、ヴィッツHVのガチンコ比較である。

トヨタ ヴィッツハイブリッド(欧州ヤリスHV)等【画像19枚】

ネタ不足の折、発売前のクルマの勝負まで記事にしてるからスゴイ。

ということで日産の新しいハイブリッドから。

以前、オートックワンの記事で JC08モード燃費で40km/Lを目指すと紹介したモデル がついにデビューしてくる。3気筒1200ccエンジンを発電専用として使い、リーフと同じモーターで駆動するというアコードHVやアウトランダーPHEVタイプのシリーズハイブリッドを採用。

アコードHVやオデッセイHVのJC08モード燃費が、ライバルであるカムリやエスティマのハイブリッドを大きく凌ぐのを見て解る通り、上手に作ったシリーズハイブリッドの燃費、素晴らしいです!

以前は40km/Lを目指すと書いたものの、最近の燃費不正問題などを受け、無理な数字は狙わない模様。

プリウスの量販グレードの燃費を若干超える38km/Lくらいに抑えてくる可能性も出てきた。

40km/Lを目指して開発していただけに、38km/Lなら余裕を持ってクリアしてくることだろう。実用燃費でも70km/h以下の速度域ならアクアやプリウスより優れているというから素晴らしい(高速巡航燃費は少し負けとか)。

トヨタはアクアがあるのに何故ヴィッツHV投入?

さてヴィッツHVはどうか?

そもそもアクアのボディを決める際、「空気抵抗を低くするためヴィッツより車高を落とし、ルーフも伸ばした」と言っていた。ヴィッツのボディの方が燃費じゃ不利なのだ。加えてヴィッツのハイブリッドシステムは基本的にアクアのまんまになるという。

自動車メディアを見ると「JC08モード燃費で40km/Lを目指す」などと書いているが、リチウムイオン電池を採用しない限り不可能だと思う。むしろアクアより悪い数字かもしれない。

なにしろ燃費を追求するために、アクアやプリウスのボディを作ったほど。オーリスハイブリッドなどと同じく、アクアより悪い数字になると考えるべきだろう。

こうなると「果たしてヴィッツのハイブリッド、売れるのか?」という意見だって出てくる。

もし、アクアを燃費で超えられなければ、オーリスハイブリッドの二の舞になると考えていい。今やハイブリッドを出せば売れるという時代ではない。

この勝負、価格設定次第で日産有利だと予想しておく。

[Text:国沢光宏]

最終更新:6月30日(木)20時54分

オートックワン