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【カンヌライオンズ2016】知っておくべき今年のキーワード7つ

SENSORS 6/30(木) 12:00配信

6月18日から23日まで開催された、第63回カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル。カンヌライオンズ2016のオフィシャルメディアサポーターであるSENSORSでは、開催後もレポートをお届けしていく。

毎年開催される世界最大のクリエイティブ広告祭に今年も90カ国から約13,500名の参加者がフランス・カンヌに集結した。参加者だけでなくエントリー数も年々増えており、今年は全43,101もの応募作品を300名以上の審査員によって審査され、1,360作品が受賞した。
7日間の開催を通して話題となっていた、カンヌライオンズの7つのキーワードを紹介する。

1 : 最新テクノロジー (VR・AI・ウェアラブル・データ)

VR、AI、ウェアラブルそしてデータと、今年はこれまで以上に多くのテクノロジーがカンヌを取り巻いていた。受賞作品を見ても、最新テクノロジーを駆使して今まで以上のブランドストーリーの感動、体験、経験を消費者に届けている作品が目立った。
プロダクト・デザイン部門でグランプリを受賞した、Google ATAPの衣服に織り込んだ繊維センサーでデバイス端末をリモート操作できる「Google Project Jacquard」。アパレルブランドLevi'sと来年サイクリストに向けた展開シリーズで商品化を進めている。
また、今回最も受賞している作品のひとつでもあるオランダ金融機関・ING Bankの「The Next Rembrandt」はサイバー部門とクリエイティブ・データ部門でグランプリを受賞している。バロック絵画の画家・レンブラントの作品を3Dペインティングとして再現した作品。AI学習によって、レンブラントの全作品を凹凸まで全てにわたりデータ化した上で13層にもおよぶ絵具の塗重ねを繰り返し、3Dプリンティングされレンブラントが実際に描いたような作品の再生に成功した。

2 : Fearless

ブランド企業が登壇するセッションに出てきていた共通キーワードが“Fearless“。失敗を恐れては良いクリエイティブが生まれない、時にはリスクを負う覚悟でコンテンツを作らないと消費者に届くことは難しく、大胆に行動することで少しでも手を止めて見てくれるコンテンツを作ることはブランド企業内でもキーポイントとなっている。
ジョンソン・エンド・ジョンソン CMO、Alison Lewis氏はThe wake up with the Economistに登壇した際に良いクリエイティブコンテンツを作る為に社員だけでなく協力制作会社にも「You take a brave, I take a risk.自分が責任を取るから、あなた は勇敢に立ち向かえ。」と話をした上で失敗する勇気について話をするという。また、氏はこれが今日のブランド企業に必要なリーダーシップとも考えているという。
モンデリーズ・インターナショナルは今回新しいFearlessキャンペーン「Stride Gum presents HEAVEN SENT」の詳細内容を発表した。その内容は人間の限界ラインを究極まで引き延ばし、世界にインパクトを与えるコンテンツを作るをテーマに2016年7月30日に世界で初めてパラシュートやウイングスーツ無しの状態で一人のスカイダイバーがスカイダイビングを行い無事に着地出来るがどうかという内容である。その様子はテレビ特番としても放送が予定されている。準備期間は企画から含めると約2年、ついにその時がやってくる!と、とても楽しそうに話をしていたが高度なリスクのかけ方に驚愕した。

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最終更新:6/30(木) 12:00

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