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太平工材、新工場建設し本社・別所工場を集約。ステンレス鋼材などの加工・営業効率化

鉄鋼新聞 6/30(木) 6:00配信

 ステンレス流通の太平工材(本社・姫路市飾磨区、社長・平位稔之氏)は、新工場を建設し、本社および別所工場(姫路市別所町)を集約する。工場開設により構内作業や物流の効率化を進めるとともに、在庫能力・品ぞろえを拡大する。また職場環境を改善し、人材確保にもつなげていく。既に着工しており、2017年2月に竣工、3月から本稼働に入る予定。土地、建物、移設費など総投資額は15億円。平位社長は「新工場の開設で営業効率化を図るとともに優秀な人材を集め、営業力を強化していきたい」としている。

 新工場の立地場所は、JFE条鋼姫路製造所の社員駐車場跡地。今月着工した。敷地約9千平方メートルに、工場約5千平方メートル、事務所約500平方メートルを建設する。工場内を四つのブロックに分け、在庫、加工設備を効率よく配置する。
 加工設備は本社(レーザ切断機4基、シャーリング3基)と別所(帯鋸切断機3基)から移設する。空きスペースがあるため今後の需要動向やユーザーニーズを見ながら設備増設を検討していく。
 在庫は、鋼板や丸棒、アルミの鋼種やサイズのバリエーションを増やし、全体で2割程度増やしていく。現本社近くにあり、太径丸棒を在庫・切断する「えがお工場」は集約せず、現状のまま稼働を続ける。本社工場もプラズマ切断機1基を残し、当面稼働させる。
 同社は1976年に創業したステンレス流通。90年には本社工場を増設し、プラズマ切断機や大型シャーを導入した。さらに業容の拡大により本社工場が手狭になったことから、09年に条鋼や鋼管を在庫・切断する別所工場を開設。13年にえがお工場を開設した。
 増設により本社工場の構内物流がスムーズでないことに加え、工場が姫路市内の3カ所に分かれ工場間の配送に時間とコストがかかること、さらに本社社員の増加(52人)で駐車スペースがないことなどから新たな工場開設と拠点の集約を検討していた。

最終更新:6/30(木) 6:00

鉄鋼新聞