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根を張る日系宗教の最先端=ブラジル岡田茂吉財団

ニッケイ新聞 6/30(木) 22:11配信

ミゲル理事長に聞く=同志社卒、環境問題に注力

 ブラジル世界救世教は、日系宗教の中でも最も伯国に根を深く張る教団の一つだ。昨年10月、教団トップにマルコ・レゼンデ本部長(60、4月23日既報)が就任したのに加え、両輪的存在の「ブラジル岡田茂吉財団」の理事長にも14年5月、非日系のミゲル・ボンフィンさん(59、ブラジリア)が就任していたからだ。ともに日本の有名大学を卒業、流暢に読み書きまでこなす。同教団信者の99%は非日系、そしてトップも。なぜ日本宗教哲学にブラジル人は惹かれるのか。今回はミゲルさんにその魅力を聞いてみた。
 ミゲルさんはバイア州南部ジュキエ市生まれ。父の仕事の関係で首都遷都(1960年)の後、幼少期にブラジリアへ転住、そこで育った。病気に苦しんで治療法を探していた父は世界救世教と出会い、癒された。その感謝を込めて自分の子を伝道師にしようと思い立ち、ミゲルさんに白羽の矢を立てた。
 18歳頃から布教活動を始めたミゲルさんは、渡辺哲男前理事長に出会って話を聞いてから、「もっと知りたい」と熱望する。「なんとか教えを日本語で読みたい」と強く思うようになり、教団の派遣で日本へ2年ほど留学した。

 続いて、岡田茂吉生誕100周年の準備を兼ねて81年頃に再訪日。同期のマルコさん(現本部長)とともに、「なんとか大学に行きたい」と粘り、同志社大学社会学科社会学部へ入学した。
 とはいえ、「勉強はつらかった・・・」と当時を振り返る。ブラジル人がまったくいない時代の日本に渡り、2人は大学入学前の熱き青年時代の1年間を、アパートの同じ一室で過ごした。竹馬の友ではなく「悪友だね」と笑い飛ばす。
 情熱的なマルコさん、理知的なミゲルさん、まるで陰陽の補完関係のようだ。マルコさんは日本の教団の国際部に残ったが、ミゲルさんは卒業後、帰伯して教団の仕事を続けた。2010年から教団とは別組織の財団に移籍、そこが管理する「グァラピランガ聖地」の副部長に就任した。
 同財団は「人間の幸せは自然尊重から」という創始者・岡田茂吉の思想を基に1971年に発足した。主に環境問題などの社会活動を担う。
 6月4~8日には聖州政庁で、環境行政関係者や大学教授が参加する第21回環境法国際会議が行われた。各国から600人も集まる、環境関連では南米最大の国際会議だ。財団も常に参加、1人だけ選ばれる「環境功労賞」に創始者・岡田茂吉が昨年選ばれた。死後に授与されるのは異例のケースだという。
 ミゲルさんは「人間も自然の一部であり、自然を尊重することは道徳心を養うことになる。感謝が感謝を呼び、幸せや平和に繋がる。その思想の素晴らしさが環境会議でも評価された。とても嬉しい」と自らが惹かれ信じる日本的哲学を、ブラジルの環境問題解決に適応してきた成果を振り返り、穏やかな笑みを浮かべた。

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最終更新:6/30(木) 22:11

ニッケイ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

うん、核融合炉を作ったよ
核融合こそ未来のエネルギー問題への答えであり、子どもにだって世界は変えられる、テイラー・ウィルソンはそう信じています。そして彼はそのどちらにも取り組んでいます。14歳の時に家のガレージで核融合炉を作り、17歳となった今、直前の依頼に応えてTEDのステージで自分の物語を(手短に)語っています。