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「調べればわかるじゃん」と指摘も……選挙報道、匿名増える新聞のなぜ

BuzzFeed Japan 6月30日(木)19時0分配信

なぜか、匿名ばかりに

選挙期間に入ると、新聞記事にはなぜか匿名が増える。例えばこんな風に。
6月30日の朝日新聞朝刊社会面「ネット選挙、まだ片思い 候補者らFBや動画活用…反応いまいち 参院選」という記事が掲載された。【石戸諭 / BuzzFeed Japan】
この中に登場するのは「東京選挙区の自民新顔」氏、党幹部として全国を回る「民進現職」氏、前回参院選の比例区落選候補で最多得票を集めた「無所属新顔」氏の3人だ。
どうしても、読みにくい印象を受ける。調べれば、それぞれ朝日健太郎さん、蓮舫さん、三宅洋平さんであることはすぐわかるのだが……。

50年前の新聞記者はこう考えた

実は、50年前の新聞記者も同じように悩んでいたらしい。新聞協会のホームページに掲載されている見解に答えが載っている。
それによると、50年前も選挙をめぐる新聞報道では「選挙の公正を確保する趣旨から、ややもすれば積極性を欠いた報道、評論を行ってきたとする批判があった」。
見解の中では別に、公選法の趣旨をこう解釈すべきだと指摘する。かなり、積極的な言葉が並ぶ。

「いわば新聞は通常の報道、評論をやっている限り、選挙法上は無制限に近い自由が認められている。したがって、選挙に関する報道、評論で、どのような態度をとるかは、法律上の問題ではなく、新聞の編集政策の問題として決定されるべきものであろう」

「同条ただし書きにいう「……など表現の自由を濫用して選挙の公正を害してはならない」との規定が、しばしば言論機関によって選挙の公正を害されたとする候補者側の法的根拠に利用されてきたためだと考えられる。しかし、このただし書きは(中略)一般的な報道、評論を制限するものでないことは自明であり、事実に立脚した自信のある報道、評論が期待されるのである

問題は50年間、変わっていないようだ。

最終更新:6月30日(木)19時16分

BuzzFeed Japan