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ソフトバンクは5点差から同点、そしてサヨナラ! 工藤監督も「すげ~な~」

Full-Count 6月30日(木)7時10分配信

8回裏の粘りの同点劇に「そういうところがウチの力」

 ロッテとの首位攻防3連戦、東京での初戦に敗れ、福岡に舞台を移して迎えた2戦目。ソフトバンクは3本の2ランを浴び、8回表終了時点で1-6と5点のビハインド。しかし、8回裏にドラマが待っていた。

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 今宮健太が四球、吉村裕基が死球で一、二塁とすると、続く柳田悠岐から怒涛の4連続タイムリー。そこに相手エラーも絡んで一気に5点を奪って同点とした。そのまま迎えた延長10回裏。2死走者なしから本多雄一がヒットで出ると、今宮健太が左中間を深々と破る一打。俊足の本多がバンザイしながらホームベースを駆け抜け、奇跡的なサヨナラ勝ちをおさめた。

 上機嫌で会見に現れた工藤公康監督は「すげ~な~。ああいう粘りというか、みんながつないでいくことが相手のエラーを呼ぶことにもなる。つないでプレッシャーを与えていく、そういうところがウチの力になっていると思う」と8回の同点劇を振り返った。そして、この日のヒーロー今宮の成長を何よりも喜んだ。

「(4回の超美技で)ヒットになるところをアウトにするだけでも評価してあげたいところなのに、打撃ではチャンスメークをしたり、サヨナラを打ったり。バッティングのスタイルを変えてから自分の打つべきボールを的確にヒットにしてくれている。1番(打者)にして、より(塁に)出るという意識が強くなって良かったと思う」

4安打のキャプテンには「スーパーウッチーくんが出たね」

 また、工藤監督はこの日4安打の内川聖一に対しても賛辞を贈った。

「今日はスーパーウッチーくんが出てくれた。みんなが打てないときでも逆方向にしっかり飛ばせるのが、さすがだなと思わせるところ。集中して試合に臨んでくれた結果かなと思う」

 6月12日以来、久々のヤフオクドームでの試合には3万8043人の観客が集まったが、5点ビハインドの劣勢に7回裏終了時には多くの人が帰路についた。工藤監督は「誰も帰ったりしてないよ、あれはみんなトイレに行ってただけだろ」とおどけた後に、こう続けた。

「(逆転勝利は)大きいよ。中盤5点差は厳しいところだと思うが、みんながチャンスを活かすんだという思いで8回に同点にしてくれた。本当はあそこで(勝ち越しを)決めてしまえれば良かったのかもしれないけど、こうやってサヨナラにつながった。勝つことがみんなの幸せを呼んでくるんだと思う」

 これで2位ロッテとは再び7.5ゲーム差に戻った。たかが1勝。しかし、この日の白星は、ソフトバンクにとってこの上なく大きな“鷹が1勝”だ。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

最終更新:6月30日(木)7時10分

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