ここから本文です

「最大5点差」土俵際まで追い込まれた首位・福岡ソフトバンクが見せた底力

Full-Count 6/30(木) 10:31配信

逆転勝利の立役者・今宮の力強い一言「これがホークスの力だと思います」

 ヒーローインタビューで語った福岡ソフトバンク・今宮選手の力強いコメントが全てだった。

ソフトバンク、過去10年のドラフト指名選手一覧

「これがホークスの力だと思います」

 5点差を追い付き、延長戦で試合を決める。首位・福岡ソフトバンクが、好調の2位・千葉ロッテを終盤の猛攻で下した。

 デスパイネ選手、ナバーロ選手の3本塁打で6得点。開いた点差は5点。誰もが千葉ロッテの勝利を信じて疑わなかっただろう。「ファンの皆さんも負けたかと思ったかもしれませんけど」とは今宮選手。しかし、試合の流れが大きく福岡ソフトバンクに傾いたのは8回だった。1死一、二塁、柳田選手、内川選手、長谷川選手、松田選手と4者連続タイムリー。福岡ソフトバンクの誇る強打者カルテットが目を覚まし、土壇場で同点に追い付いた。
 
 9回1死満塁というチャンスは無得点に終わったが、球場のお祭りムードが消えることはなかった。延長10回2死一塁、今宮選手が左中間を割るサヨナラのタイムリー。「メチャうれしかったです」。柳田選手でも内川選手でもなく、この日の主役はこの男だった。

好調の正遊撃手を工藤監督も絶賛「今、ウチで一番いい選手かな」

 福岡ソフトバンクが誇る正遊撃手。広い守備範囲と強肩で、相手のチャンスを何度もつぶす。打率が上がらなくても、福岡ソフトバンクには欠かせないピースとして貢献してきた。だが、ここにきてその打率もグングンと上昇。5月下旬まで2割に満たなかった数字が、5月25日から20試合連続安打を記録するなど、1カ月間で打率.273まで来た。この日も4安打1四球。「少し打撃のスタイルを変えて打率が上がっているし、自分を信じて打席に立てている。今、ウチで一番いい選手かなと思う」と、工藤監督は絶賛した。

 「鷹の祭典」として開催された27日の千葉ロッテ戦で敗戦。今宮選手は「1位と2位の試合。連敗はできないと思っていた」と強い決意でこの試合に臨んだ。相手の助っ人たちのアーチは迫力十分だったが、一発ではなく、つなぎのスタイルでそれをひっくり返す。「ホークスは負けるまで諦めない。何があるか分からないのがホークス」。選手全員の気持ちを代表し、ヒーローはお立ち台で言った。

 試合後、工藤監督は「すごい試合でしたね」と笑顔を爆発させながら、驚異の逆転劇に「何も言うことはないです」と打線に感謝した。これで再びゲーム差が7.5。土俵際まで追い込まれたところから見せた、首位の底力。今後へ向け、さらに勢いが付きそうな、劇的勝利だった。

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

「パ・リーグ インサイト」編集部●文

最終更新:6/30(木) 10:41

Full-Count