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首位決戦に勝ち越し8.5差 SB工藤監督「接戦をものにすればチーム力が上がる」

Full-Count 6月30日(木)22時41分配信

7回途中1失点の岩嵜に「丁寧に投げていた」、女房役の細川には「よくリードしてくれた」

 30日、ソフトバンクが2-1でロッテに勝利し、首位決戦カードの勝ち越しを決めるとともにゲーム差を8.5に広げた。今季初先発の岩嵜翔投手は、初回に1点を失いながらも、6回2/3を1失点でまとめて2014年以来の先発白星。4番の内川は、同点打と決勝打を含む3安打の活躍。初回のタイムリー二塁打で通算300二塁打を達成した。

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 試合後の工藤公康監督も「1点取られて、すぐに追いついたのが大きい」と、まずは初回の内川の一打を評価。続けて先発の岩嵜についてこう語った。

「1点取られてから丁寧に投げていた。6回までいってくれたら十分かなと思っていた。身体の使い方を含めて、日頃のトレーニングの成果を感じている部分はあると思う。しっかりと下(下半身)を使えるようになったのは大きい。ボクからみれば、彼のポテンシャルのまだ80%だけどね。また次の機会はあるから、先発にしても中継ぎにしても、トレーニングを続けていってほしい」

 その岩嵜をひっぱったのが今季初スタメンマスクのベテラン・細川亨だ。その起用について「いろいろと要素はある」と語る。

「キャッチャーが変われば(組立も)変わるので、試してみたところはある。細川くんがマスクをかぶったことで相手打者にも迷いがあっただろう。岩嵜くんとはファームでもバッテリーを組んでいるから理解もしている。あと、鶴岡くんを休ませたいというのもあった」

 工藤監督は「よくリードしてくれた」とベテラン捕手の力を再認識。特に1点リードで迎えた6回、角中、デスパイネ、ナバーロという主軸を抑えた場面について「昨日はインサイドを攻めて痛い目に合ったから外中心に。そして長打を打たれないように低めに。それがしっかりとできていたんじゃないかと思う」と振り返った。

1点差の接戦に「投手にはプレッシャーかかるけど」

 前日の5点差を追いついてのサヨナラ勝ちから一転、息詰まる接戦で勝ち越せたことに、指揮官は「チームにとっても、ピッチャーにとっても大きいこと」と語る。

「接戦は後ろのピッチャーにプレッシャーはかかるし、今年はそういう戦いが多いので登板数も増えてくる。でも、みんなが1点の大事さを理解してくれているし、接戦をものにすればチーム力も上がっていく。若いピッチャーが多いので、そういう接戦を勝ち抜くことで1点差でも平常どおりに投げられるようになってくれればいい」

 東京ドームでの初戦を落としながらも、福岡に戻って連勝。カードが終わってみれば、ゲーム差が1つ開いた。続く相手は、連勝中の3位・日本ハム。2位のロッテに勝ち越せたことで、ソフトバンクはいつもどおりにカード勝ち越しを狙っていくだけだ。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

最終更新:6月30日(木)22時41分

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