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平塚の子どもからメッセージ 積み木に重ね熊本支援

カナロコ by 神奈川新聞 6月30日(木)17時3分配信

 4月の熊本地震に遭った子どもたちを元気づけようと、平塚市内の子どもたちが励ましのメッセージを書いた積み木が熊本県南阿蘇村の保育所に届けられた。呼び掛け人で市内に住む建築士の大垣明弘さん(43)は「義援金だけが支援ではない。平塚の子どもたちにも何か(熊本支援に)参加できたという達成感が得られたのでは」と話している。

 建設廃材を三角柱の積み木に加工し、メッセージを書いて被災地に贈る活動は、2011年の東日本大震災から始めた。宮城県石巻、東松島市に持参し、被災地と平塚の子どもたちの心の交流を橋渡ししてきた。

 4月の熊本地震発生後、「やはり、何かやってあげたいと真っ先に思った」と大垣さん。ゴールデンウイークのイベントでワークショップを開き、こいのぼりに見立てた積み木100個を用意、来場した子どもたちにメッセージを書いてもらった。

 「負けるな!」「がんばろう熊本」「一日も早く安心できる日々がきますように」。支援の思いは言葉となって、瞬く間に無地の積み木に書き込まれていった。大垣さんは「親に急かされるわけでもなく、幼稚園児から小学生まで一生懸命書いていた姿が印象的だった」。

 知人を介して南阿蘇村の久木野保育所を紹介してもらい、5月下旬に被災現場を目の当たりにしながら直接持ち込んだ。歓声を上げて飛びついてきた園児たちは「木の香りがいいね」と夢中になって遊び、帰り際には「また来てね」と懇願された。積み木は梅雨時の室内遊びに重宝され、子どもたちは「この前もらったよね」と言いながら手にしているといい、同保育所の関係者も感謝する。

 「喜んでもらえた姿を見て、また持っていきたくなった」と大垣さん。積み木でつないだ交流の輪に、さらなる可能性を見いだしている。

最終更新:6月30日(木)17時3分

カナロコ by 神奈川新聞