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人間国宝から学ぶ能の至芸、大阪で

Lmaga.jp 6月30日(木)13時0分配信

現存する能楽堂の中でも大阪で一番古い「山本能楽堂」(大阪市中央区)で7月10日、人間国宝の梅若玄祥(うめわかげんしょう)を招いたイベント『人間国宝の至芸を見る!楽しむ!体感する!』が開催される。

能にこれまで触れたことのない人へ裾野を広げようと、子ども向けワークショップなどに取り組んでいる同能楽堂。自らも30代の頃から高校生向けにワークショップを続けるという梅若は、「私がやってることと志が同じだと思います。少しでも多くの人たちに観てもらいたい」と参加を決めたという。今回は梅若が公演前に解説、上演後にはアフタートークも行い、人間国宝が到達した芸の極みについて話を聞くことができる。また9日には、公演で使用する小道具を能楽師と製作するワークショップが行われる。

上演する曲目は、能のなかでも人気が高いという『鉄輪(かなわ)』。夫に捨てられた女の恨みを陰陽師・安倍晴明が祈祷する恋慕の物語だが、能の世界でのスタンダードであり、人間国宝ともなるとなかなか演じることもないという。梅若は、「父(故・五十五世梅若六郎)がやっていたのを観たとき、非常に悲しい能、女の能だなと感じました。自分のなかでやりきれない難しい能だと思い、やらなくなった」と約20年ぶりであることを明かした。

人間国宝が舞台に立ち、「本物の芸」が間近に観られる貴重な機会。開演は14:00からで、入場料は5,000円、高校生以下は無料。来年2月にも曲目を変えて開催される。

最終更新:6月30日(木)13時0分

Lmaga.jp