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ジョージ・クルーニーも若かった! 医療ドラマ『ER』S1で振り返るスターの出発点

クランクイン! 6/30(木) 12:30配信

 シカゴにある病院の救急救命室で働く医師や看護師たちの日常をリアルに描き、全世界で大ブームを巻き起こした、海外ドラマ『ER緊急救命室』。1994年から15年に渡って製作され、本作をきっかけにしてブレイクした俳優も多い。特にシーズン1からは、多くのスターが誕生した。今回は、そんな“『ER』出身”の人気者たちを紹介していきたい。

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 映画『ジェラシック・パーク』の原作などで知られるマイケル・クライトンが製作総指揮を務め、スティーヴン・スピルバーグが率いるアンブリン・テレビジョンが共同製作した本作は、臨場感溢れる医療現場で奮闘する医師や看護師たちの公私にわたる生活や人間関係を描いたヒューマンドラマ。

 『ER』から誕生したスターといえば、真っ先に思い浮かぶのがジョージ・クルーニーだ。今や、知らない人はいないというほど、ハリウッドきってのトップスターとなったジョージ。本作には、ダグラス・ロス役でシーズン5まで出演した。ロスは、ER所属の小児科フェローから、スタッフドクターになる人物で、子どもに優しく、強い正義感を持っているものの、度々問題を起こしてしまう。また、プレイボーイで次々に付き合う女性を変えるという一面も持っている役柄だ。

 スターになった現在の姿しか知らない人は想像できないかもしれないが、ジョージは、デビューから15年以上もヒット作に恵まれず、長い下積み時代を送っていた。ラストチャンスと思い、本作のオーディションを受け、見事ロス役を勝ち取ったことで一気に知名度を上げ、放送開始翌年の95年にはエミー賞(テレビドラマをはじめ、アメリカのテレビに関連する様々な業績に与えられる賞)にもノミネートされた。

 その後の活躍は、多くの人が知っている通り、『パーフェクト ストーム』、『オー・ブラザー!』、『オーシャンズ11』などのヒット映画で主演を務め、2005年に公開された『シリアナ』でアカデミー賞、助演男優賞を獲得した。


 そして、『ER』のジョージを語る上で忘れてはいけないのが、日本語吹替を務めた小山力也だ。劇団俳優座に所属する俳優として活動していた小山にとって、本作が声優としてのデビュー作。しかし、デビュー作とは思えない程、完璧な“声”でジョージのイメージを見事に作り上げた小山は、多くの視聴者からの支持を集め、本作以降、ジョージの吹替をほぼ専属状態で担当している。さらに、爆発的ヒットを記録したドラマ『24』では、キーファー・サザーランド演じるジャック・バウアーの吹替を担当し、こちらもハマり役との呼び声が高い。

 現在は、吹替だけに留まらず、人気アニメ『名探偵コナン』の二代目・毛利小五郎役に抜擢されるなど、アニメやゲームの声優としても活躍中だ。小山も本作をきっかけにして羽ばたいた1人と言っても過言ではないだろう。

 話をハリウッドに戻すと、日本ではジョージほどの知名度はないが、ジョン・カーター役を演じたノア・ワイリーとロスの思い人で、看護師長のキャロル・ハサウェイを演じたジュリアナ・マルグリーズも本作をきっかけにアメリカではスター俳優となった。特に、ジュリアナは、『ER』でその演技力の高さが認められ映画、ドラマの垣根を越えて様々な作品に出演。そして、2009年から放送が始まったリーガルドラマ『グッド・ワイフ』では主演を務め、ゴールデングローブ賞テレビシリーズドラマ部門主演女優賞を受賞した。

 今や誰もが認めるスターとなった“『ER』出身”の人気者たち。しかし、20年以上前に放送がスタートした『ER』S1に登場する彼・彼女らには当然スターの貫禄はなく、演技も粗削りな部分がある。だが、一生懸命、役と向き合っている姿からは、“熱いもの”が画面越しでも伝わってくる。誰もが簡単にスターになったわけではない…。是非、彼らの生き様を参考にして欲しい。

 海外ドラマ『ER緊急救命室』は7月5日20時から全国無料のBSテレビ局・Dlife(ディーライフ/チャンネル番号:BS258)で放送スタート。初回は95分版。

最終更新:6/30(木) 12:30

クランクイン!