ここから本文です

富山市議会ネット中継へ 導入時期は今後議論

北日本新聞 6月30日(木)1時15分配信

 富山市議会は29日、市議でつくる議会改革検討調査会を開き、本会議のインターネット中継を早期に行う方向で一致した。会派ごとに意見を取りまとめ、7月中旬までに開く次回会合で正式に決める。全国の中核市47市のうち、議会を中継していないのは富山市だけ。議員報酬引き上げを巡り、富山市議会の閉鎖性を批判する声が市や北日本新聞に相次いでいた。

 調査会を構成する自民、公明、民政クラブの3会派の市議12人が非公開で話し合った。村家博座長(自民)によると、自民がネット中継の早期導入を提案し、異論は出なかった。自民の一部議員からは、ことし9月か12月定例会からの導入を提案する具体的な意見も出た。

 調査会は今後、中継の開始時期や経費、中継・録画などの方法について具体的に議論する予定。村家氏は北日本新聞の取材に対し「開かれた議会を目指す。密室でやる必要はない。費用が今までネックになっていた」と説明した。

 一方、ケーブルテレビ(CATV)による中継は、この日は議題とならなかった。村家氏は経費や婦中・山田両地域のケーブルテレビ局が異なることがネックだとしたが、「今後、話が出てくれば検討する余地はある」と述べた。

 北日本新聞のまとめでは県内15市町村議会のうち、本会議を中継していないのは富山市と舟橋村のみ。市議の報酬引き上げを5月に答申した市特別職報酬等審議会も、ネット中継やCATVの活用などを求めていた。

 共産党会派は29日、「議会の会議は原則公開で行うべき」「非公開で行うことは、市民にますます違和感や不信感を抱かれる」などとして、調査会の議論を一般に公開するよう村家氏に申し入れた。

北日本新聞社

最終更新:6月30日(木)1時15分

北日本新聞