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ライチョウ残る2羽も誕生 ファミリーパーク

北日本新聞 6月30日(木)12時14分配信

■「ふ化技術ほぼ確立」

 国の特別天然記念物で絶滅危惧種「ニホンライチョウ」の人工飼育に取り組んでいる富山市ファミリーパーク(同市古沢)は30日、新たにひな2羽が誕生し、採卵した全4個がふ化したと発表した。山本茂行園長は「2年続けて100%ふ化に成功し、ふ卵とふ化技術はほぼ確立できた」と話している。

 2羽は、29日午後6時42分と同6時52分に続けてふ化した。体重は16~18グラムで、いずれも元気という。28日午後に生まれた2羽はふわふわの羽毛に包まれひならしい姿となり、活発に動き回っている。

 環境省は保護増殖事業の一環で、昨年から乗鞍岳で卵を採取し動物園などで飼育している。パークには昨年5個運ばれ、1個は採卵前に発育が止まっていたことが分かり、残る4個がふ化した。1羽は生後7日目で死に、雄3羽が現在も順調に成長している。ふ化後2週間から1カ月は特に体調を崩しやすく「注意深く飼育、観察していきたい」としている。

 ことし飼育を行う上野動物園(東京)でも卵は4個全てふ化した。


■長野・大町でも2羽
 環境省などは30日、乗鞍岳(長野、岐阜県)で採取したニホンライチョウの卵から、大町山岳博物館(長野県大町市)で同日午前10時ごろに2羽のひなが生まれたと発表した。体重は17グラムと19・2グラムで、性別はいずれも不明。

北日本新聞社

最終更新:7月20日(水)14時5分

北日本新聞