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首位を独走する広島 昨年との違いは?

ベースボールキング 6月30日(木)12時30分配信

打線は勝負強さを発揮

 広島の勢いが止まらない。29日のヤクルト戦、黒田博樹が投打にわたる活躍で勝利し、連勝を11に伸ばした。貯金は今季最多の16、2位・巨人とのゲーム差も9と首位を独走する。昨季はリーグ優勝候補に挙げられながら4位に終わった。そして今季は、エースだった前田健太がメジャーに挑戦し、前評判はそこまで高くなかった中で首位を快走する。昨季と比べて、どこが変化したのか見ていきたい。

 打線は昨季、リーグ3位の506得点を挙げるも、得点圏打率はリーグワーストの.235。勝負所で1本が出ず、敗れた試合が多かった。加えて、2014年に打率3割を越えた菊池涼介と丸佳浩の“キクマル”コンビが揃って打撃不振。本塁打王に輝いたエルドレッドも、故障と不振で1年間1軍でプレーできず、攻撃陣の“軸”となる選手が揃って精彩を欠いていた。

 昨季と比べて今季は、開幕からチャンスに強い印象だ。ここまで、リーグトップの357得点を記録し、昨季リーグワーストだった得点圏打率も、リーグ3位の.267をマークする。選手別の得点圏打率を見ると、6月24日の阪神戦から28日のヤクルト戦にかけて4試合連続打点を記録した新井貴浩がリーグトップの.364をマークし、29日のヤクルト戦で逆転のタイムリー二塁打を放った菊池涼介がリーグ3位の.362を記録。さらに、2試合連続サヨナラ本塁打を放つなど日に日に存在感が増している鈴木誠也もリーグ8位の.310をマークする。

 得点圏打率は.282だが、3番を打つ丸佳浩はリーグ3位の50打点を記録し、現在故障で離脱中のエルドレッドも38打点を挙げている。さらに、規定打席に到達していないが、4番・ルナも得点圏打率.364を記録するなど、勝負強い選手が多い。

 また、選手層が厚くなったのも、昨年との違いの1つだろう。ルナが故障中に三塁のポジョションに入った安部友裕がルナの不在を感じさせない働きを見せれば、エルドレッドが離脱している現在は、松山竜平、下水流昂が打撃で存在感を見せている。特に4年目の下水流は、19日のオリックス戦で2点を追う6回に同点弾を放ち、25日の阪神戦で猛打賞を記録するなど、良い働きを見せている。

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最終更新:6月30日(木)13時42分

ベースボールキング

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