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記念カップ持ち帰って、白山室堂センター 開山1300年控え、ごみ削減啓発

北國新聞社 6月30日(木)2時46分配信

 7月1日の白山夏山開きに向けて、白山室堂ビジターセンター(標高2450メートル)が、白山開山1300年を記念して作ったプラスチックカップでごみの持ち帰りを促す。ほとんどの登山客がごみを持ち帰るが、岩陰やトイレに放置するケースもある。開山1300年を前に利用者増加が見込まれ、ごみ削減に向け一層の啓発を図る。

 プラスチックカップは生ビール用で、ビジターセンターを運営する白山観光協会が、仕入れ先であるキリンビールマーケティング(金沢市)に製作を依頼した。500ミリリットルのサイズで「霊峰白山 開山1300年記念」のロゴマークとともに、白山登山の無事や厄除(やくよ)けを願う守り印「牛王宝印(ごおうほういん)」が記された。

 センターでは、ごみを保管するスペースが限られている。ヘリコプターによる物資搬送も頻繁に行えないことから、ごみは個人での持ち帰りが原則となっている。

 生ビールは6月30日~10月15日までの期間中に、例年5千杯以上を売り上げるが、カップを捨てていく客もいるという。

 中村真一郎副所長は「ごみの持ち帰りをお願いするのは心苦しい面もあるが、室堂の環境保全には欠かせない。記念品として持ち帰って活用してもらいたい」と話した。

 売店では開山1300年を記念するグッズが続々と販売される。「霊峰白山」や「標高2702メートル」の文字に加えて、クロユリやハクサンコザクラをあしらった開山記念ピンバッジや絵はがきが並べられる。

 以前から宿泊客に人気のあった石川県内産のスギ材を活用したぐいのみには、今年から「開山千三百年記念」の刻印が施された。売店で土産物を購入すると、開山1300年のロゴマークが入ったシールが添付される。

北國新聞社

最終更新:6月30日(木)2時46分

北國新聞社