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省エネカーレースで長野高専が全国制覇 最強の「エコ」目指す

THE PAGE 7月10日(日)14時45分配信

THE PAGE

 長野の強豪校が全国大会で強さを見せつけました。三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで5月末に開かれたエコラン(省エネカーレース)大会で、長野高専チーム(長野市)が大学・高専などのクラスで優勝を果たしました。20年余前から活動している部活「エコノパワー部」のメンバーが参加。今秋、栃木県茂木町の「ツインリンクもてぎ」で開かれる全国大会の制覇へ向けて、学生、教授一丸で最強の「エコ車両」を目指しています。

ガソリン1リットルで約833キロ走行

この大会は今年で30回目を迎えた伝統のエコラン大会「Honda エコ マイレッジチャレンジ 2016」。F1レースなどで使う鈴鹿サーキットの東半分の1周2243メートルのコースを8周、計17.616キロメートル走り、燃費を競います。中学、高校、大学・短大・高専・専門学校、一般など6つのクラスで実施。走行条件はホンダ製4ストローク50ccエンジンをベースとし、最低平均速度毎時25キロメートルを下回らないことなどです。

 長野高専は全国から24チームが参加した大学などのクラスに、エコノパワー部の8人チームで参加。3年がかりで整備した「シグナス」号は、ガソリン1リットルで833.809キロメートルを走行し、優勝しました。上位は数十キロ差の激しい競り合いでした。

 長野高専の車両は、アルミパイプ溶接の車体にグラスファイバーのカウリング(カバー)をかぶせ、ドライバーはその中に上向きに寝た状態で運転します。軽量化のため50CCエンジンの金属部分をできる限り削って、効率的に燃料を使うために燃料噴射を電子制御。エコラン用の専用タイヤも付けました。車重は36キロ。ドライバーも体重40キロの軽量部員を起用しました。

 燃費を良くするにはこうした装備面にとどまらず「運転技能など総合的な対策が必要です」と、指導した機械工学科の岡田学教授(49)。燃料の使い方も、継続的に燃やすのではなく惰性で走りながら時々間を置いて噴射する、温泉の「間欠泉」のような走法で節約します。

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最終更新:7月10日(日)15時5分

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