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殺人罪で米軍属を追起訴 那覇地検「暴行目的の犯行」

沖縄タイムス 7/1(金) 5:03配信

 うるま市の女性会社員(20)が遺体で見つかった元米海兵隊員の軍属による暴行殺人事件で、那覇地検は30日、容疑者の男(32)を、殺人と強姦(ごうかん)致死の両罪で追起訴した。地検は認否を明らかにしていない。被告は9日に死体遺棄罪で起訴されており、那覇地裁の裁判員裁判で審理される。
 起訴後に会見した地検の石島正貴次席検事は「暴行目的の犯行」と指摘。有罪に持ち込める十分な証拠が集まったとした。被告の弁護人は「明日、被告に起訴状を見せて意見を聞く。公判前整理手続きで、検察側の証拠を確認してから弁護方針を決める」とした。
 起訴状などによると被告は、4月28日午後10時ごろ、うるま市内の路上で通行中の女性の頭部を棒で殴打。別の場所で両手で首を絞め、ナイフで首のあたりを数回突き刺したとされる。女性を暴行しようとしたが、目的を遂げずに死因不明で死亡させたとされる。石島次席検事は、棒で殴る段階で被告に暴行の意思と殺意があったと指摘。暴行が未遂でも、相手が死亡した場合は強姦致死罪に問えるとした。その上で「攻撃が暴行の行為であり、殺人の行為でもある」と指摘し、一連の行為は二つの罪に問えるとした。
 被害者遺族の弁護士は、起訴について「遺族側からコメントすることはない」とした。裁判員裁判に被害者参加するかについては「検討したい」とした。
 県警の渡真利健良刑事部長は「極めて悪質卑劣な重大事件。被害者や遺族の無念を晴らすべく、総力を挙げた」とコメントした。
 県警は5月19日に死体遺棄容疑で被告を逮捕。6月9日に殺人と強姦致死の容疑で再逮捕していた。

最終更新:7/1(金) 5:03

沖縄タイムス