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果てなき祈り 宮森小米軍機墜落から57年 犠牲児童ら追悼

沖縄タイムス 7/1(金) 5:02配信

 【うるま】1959年6月30日、旧石川市の宮森小周辺で起こった米軍ジェット機墜落事故から30日で57年を迎えた。同小学校で平和集会と慰霊祭が開かれ、児童や遺族らが犠牲者の冥福と、平和への祈りをささげた。
 中庭の「平和の鐘」が鳴り響く中、児童らは黙とう。6年生全員で平和を願う詩を群読し、全校生徒で「ふくぎの木」を合唱した。児童会の伊芸可怜さん=6年=は「亡くなった人たちが少しでも静かに眠れますように。この事故から、平和について考えていきたい」と話した。
 慰霊祭には遺族など約130人が参列。犠牲者の名前が刻まれた「仲よし地蔵」の前で涙を流す遺族も。弟の芳武さん(当時3年生)を亡くした遺族会の上間義盛代表は「57年前、尊い命が奪われた。新たな基地ができればまた大きな事故につながる。基地あるが故の事故を起こしてはいけない」とあいさつした。
 事故を語り継ぐ活動に取り組むNPO石川・宮森630会の会長で、自身もめいの徳子さん(当時2年生)を亡くした久高政治さん(68)は「遺族の高齢化が進む中、どう記憶を引き継ぐかが課題だ」と話す。「体験者の証言を掘り起こし、若い世代に引き継ぐことを働きかけていく」と誓った。

最終更新:7/1(金) 5:02

沖縄タイムス