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20歳の倒し屋・比嘉大吾、あす東洋太平洋王座に挑戦

沖縄タイムス 7/1(金) 9:31配信

 浦添市出身で世界ボクシング評議会(WBC)前ユースフライ級王者の比嘉大吾(宮古工高出、白井・具志堅スポーツ)が2日、東京・後楽園ホールで行われる東洋太平洋(OPBF)フライ級王座に挑戦する。2014年6月のプロデビュー以来、9戦全KO勝利と勢いに乗る20歳の若武者は「良い緊張感。いつも以上に自信はある。倒しにいく」と、KOでのベルト奪取を誓った。(小笠原大介東京通信員)
 計量1週間前の24日、比嘉は同級の選手とのスパーリングでパンチとフットワークを確認。「3月の試合以上にいい練習を重ねてきた。仕上がりはベスト」と汗をぬぐった。
 王者アーデン・ディアレ(フィリピン)は2年前、比嘉の先輩で現WBC世界スーパーフライ級10位の江藤光喜(28)=本部町出身=と東洋王座を懸けて激闘を繰り広げた。試合はディアレが8回KOで敗れたが、江藤から2度のダウンを奪うなど苦しめた。
 27歳ながら43戦のキャリアがあり、アウトボクシングも打ち合いもできる試合巧者だ。
 江藤はディアレについて「スピードとパンチの爆発力、うまさもある。特にワンツーと左フックが注意」と分析。その上で「大吾には強いハートがある。東洋だからと気張らず、普段通りやれば十分に勝てる」と後輩にエールを送った。
 もちろん比嘉も抜かりはない。5月の連休では単身フィリピンに渡り、国際ボクシング連盟(IBF)の世界ランカーを相手に連日のスパーを重ねた。
 「ただ攻め続けるだけでなく、相手のパンチをしっかりと見極める技術も上がった」と成果を語る。「無敗のプレッシャーは確かにあるけど、ここを勝たないと世界もない。まずは勝ってベルトを増やす」と力を込めた。
 セコンドを務める野木丈司トレーナーは「これまでと比べても、格上の相手との戦いになる。『速攻即決』にはこだわらない」と、勝負どころの見極めを鍵に挙げた。
 比嘉は9勝(9KO)無敗、王者ディアレは31勝(15KO)9敗3分。

最終更新:7/1(金) 9:31

沖縄タイムス