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【英国】ジョンソン議員、党首選出馬せず:ゴーブ司法相とメイ内相の一騎打ちか

NNA 7月1日(金)9時0分配信

 前ロンドン市長のボリス・ジョンソン議員は6月30日、保守党の党首選に出馬しない意向を明らかにした。英国の欧州連合(EU)離脱派を率いてきた同氏は、キャメロン首相の後継者として有力視されていただけに、驚きの声が広がっている。一方、ジョンソン氏を推すとみられていたゴーブ司法相は予想外の出馬を宣言。党首選は、ゴーブ氏とEU残留派のメイ内相の事実上の一騎打ちになるとみられている。
 
 ジョンソン議員はこの日正午の立候補締め切り直前に、「新首相には指導力と国民をまとめる力が必要だが、それは自分ではない」と宣言。同議員と二人三脚で離脱派を率いてきたゴーブ司法相はこれに先立ち、「ジョンソン氏を支援するつもりだったが、指導力が感じられないため自ら立候補する」と表明していた。一方、メイ内相も同日朝に立候補を発表し、内相としての実績やEUとの交渉経験をアピールした。
 保守党党首選にはこのほか、公営住宅で母子家庭に育った43歳のスティーブン・クラブ雇用年金相、リアム・フォックス元国防相、アンドレア・レッドソン・エネルギー担当閣外相の3氏も立候補している。保守党は今後、下院議員の投票により候補を5人から2人に絞った上で、党員による選挙を行う。結果は9月9日に明らかにされる。
 
 ■労働党、イーグル氏が党首選出馬も
 
 一方、労働党では、先に不信任動議が可決されたコービン党首が辞任を拒否し続ける中、アンジェラ・イーグル元年金相が対抗馬として名乗りを上げる可能性が高まっている。
 イーグル氏はコービン党首の下で影の企業相を務めたが、「影の内閣」の他多くのメンバーと同様、同党首の指導力不足に疑問を呈し辞任していた。イーグル氏は既に立候補に必要な51人の議員の支持を確保しているとみられ、同氏が出馬を表明すれば党首選が実施される。コービン党首は党首選が行われれば出馬する意向を示している。ほかでは、やはり「影の内閣」の元メンバーのオーウェン・スミス議員やイベット・クーパー元影の内相などが立候補する可能性もささやかれている。

最終更新:7月1日(金)9時0分

NNA