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マエケン「エース離脱」ピンチ救う7勝目

東スポWeb 7月1日(金)11時32分配信

【ウィスコンシン州ミルウォーキー30日(日本時間1日)発】マエケンがチームのピンチを救った。ドジャースの前田健太投手(28)は敵地でのブルワーズ戦に先発し、6回を3安打1失点で7勝目(5敗)を挙げた。絶対エースのカーショーが腰の痛みのため15日間の故障者リスト(DL)入りした衝撃の中、前田は初回に制球が乱れて先制点を許したが、2回以降は粘りの投球で先発投手としての役割を果たした。

 6回二死一塁でマルドナドが高々と打ち上げた打球を中堅トンプソンがグラブに収めたのを見届けると前田はホッとした表情でベンチに戻った。

 絶対に負けられない試合だった。この日、11勝2敗と絶対エースのカーショーが軽い椎間板ヘルニアのため、15日間のDLに入った。27日(同28日)にさかのぼって登録される。チームはブレーブスから右腕ノリスを緊急獲得したが、今季は10試合に先発して3勝7敗、防御率4・22で多くは期待できない。そうなると当然、試合前の時点でチーム2位の6勝を挙げ、防御率2・91の前田の比重は高まる。

 そんな緊迫した状態でマウンドに上がった。ブルワーズ戦は19日(同20日)に続き、今季2度目だ。6回1/3を6安打1失点で勝敗は付かなかった。初回にいきなりピンチを迎える。先頭打者は空振り三振に仕留めたものの、2番ジェネットは1―2と追い込んでから5球目のフォーシームを中前にはじき返された。3番ブラウンはカウント0―2から死球。4番カーターも四球で歩かせ、一死満塁。ここで5番ヒルに初球のカーブをあっさり中堅へ犠飛を打たれ、1点を失った。6番ニューエンハイスはファウルで粘られたものの、8球目のフォーシームで空振り三振。27球を要したが、最少失点で切り抜けた。

 エースの離脱に打線も奮起。直後の2回、無死一塁でトンプソンが中堅へ逆転の12号2ラン。2回は10球で三者凡退。3回は二死後に3番ブラウンにスライダーをうまく合わされ中前打されたが、4番カーターをフルカウントからの6球目、この日の最速150キロのフォーシームで空振り三振に仕留めると、前田は雄たけびを上げた。

 4回は2三振を奪う三者凡退。ドジャース打線は前田を援護。4回にグランダルが7号ソロ、5回にシーガーがバックスクリーン直撃の17号2ランなどで6―1とリードを広げる。

 前田は「調子自体は良くなかったけれども、味方が点を取ってくれたので、落ち着いて投げることができた。真っすぐは安定してきた。チェンジアップは良かったと思う」と振り返った。

 7勝目の権利を目前にした5回二死、ビラーに中前打されると一塁へのけん制がそれ、カバーした二塁手アットリーの守備も乱れ、走者は三塁へ。2番ジェネットを四球で歩かせ、打者は最も警戒していたブラウン。一発が出れば流れが変わりかねない場面だったが、ツーシームで遊ゴロに打ち取り、ピンチを脱した。6回を無失点で終えたところで救援陣に託して降板した。

 7勝目を手にした前田。「(カーショーのDL入りは)大きな存在でチームは苦しくなるが、オールスターまでみんなでカバーしたい」と誓った。

最終更新:7月1日(金)11時56分

東スポWeb

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