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井山七冠、永世本因坊 福島で第5局、高尾九段破り5連覇

福島民報 7月1日(金)10時16分配信

 囲碁の第71期本因坊戦七番勝負第五局は30日、福島市穴原温泉「吉川屋」で2日目の対局が行われ、井山裕太本因坊(27)が高尾紳路九段(39)を下して4勝目を挙げ5連覇を達成、「永世本因坊」の資格を獲得した。史上初の同時七冠制覇を達成して以来、初のタイトル戦を防衛した。
 今年は江戸時代中期の棋士で同市飯坂町出身の「七世本因坊秀伯(しゅうはく)」生誕300周年。今回の対局は本因坊位が実力制に移行し400局目の節目で囲碁界をはじめ本県にとっても歴史的な日となった。
 2日目の対局は午前9時、封じ手の白80手目から再開した。激しい攻防が相次ぎ、終盤まで緊迫した局面が続いたが、午後7時26分、手厚い形勢を崩さなかった黒番の井山本因坊が177手で中押し勝ちした。
 第5局は毎日新聞社、日本棋院、関西棋院の主催、大和証券グループの協賛、福島民報社、県囲碁連盟の協力。
 これまで永世称号を贈られたのは22世本因坊秀格=故高川格九段=、23世本因坊栄寿=故坂田栄男九段=ら4人。
 現役のプロ棋士で永世称号を得たのは2人だけ。24世本因坊秀芳=石田芳夫九段(67)=は昭和46年から5連覇し、60歳になって永世を名乗った。25世本因坊治勲=趙治勲(ちょう・ちくん)九段(60)=は特別で、10連覇という偉業がたたえられ、平成10年に当時42歳で永世本因坊になった。
 18年ぶりの永世称号決定で、井山本因坊は「26世」となる。

福島民報社

最終更新:7月1日(金)10時51分

福島民報