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行って分かった!“新たな「ガルパン」の聖地”立川の爆音上映にリピーターが続出する理由

Movie Walker 7月1日(金)11時37分配信

戦車と美少女との異色コラボがテレビアニメ放送時から話題となり、昨年11月に公開された初の劇場版が、興収20億円、動員約130万人を超える大ヒットとなった「ガールズ&パンツァー」。

【写真を見る】バトルシーンの迫力は極上爆音上映にうってつけ

ミリタリーマニアも一目置く本シリーズは一大ムーブメントとなり、先月5月27日にDVD&Blu-rayが発売されたにも関わらず、立川シネマシティでは、いまだに週末になれば上映回のほとんどが満席という異常な事態になっている。この劇場で行なわれている“極上爆音上映”がSNSなどで広まり、一躍注目を集めているというので、実際に足を運んでみた。

■ まるで戦場のど真ん中にいるかのような臨場感

そもそも「ガルパン」は、大和撫子のたしなみとされる戦車を使った武道“戦車道”が一般的な世界で、戦車に乗る女子高生たちの青春を描くアニメ。個性豊かなキャラクターはもちろん、美少女ものに似つかわしくないリアルな戦車の造形、そして迫力のバトルシーンが魅力的という意見が一般的だ。

そして、その戦車バトルをより楽しめると好評なのが“極上爆音上映”だ。作り手が聴いてもらいたかった理想の音を再現するために、本編の音響監督である岩浪美和さんに実際に劇場に来てもらうほどのこだわりぶりで、実際に体験してみると戦車の砲撃音や爆走ぶりが轟音で聞こえ、まるで自分が戦場のど真ん中にいるかのような臨場感を感じることができた。

■ 中毒者が続出し、「ガルパン」の新たな聖地に!

上映中には、“ガルパン愛”というべき観客の意識の高さも肌で感じた。何度も見ているファンが多いせいか、バトルシーン以外の静かなシーンや、ここぞ!という決めシーンでは、ポップコーンを食べる手を止め、全員が映画に集中しているかのよう。場内には「ガルパン」初体験と思しき20代カップルの姿も見受けられたが、彼らもこの雰囲気を感じ取っていたはずだ。

館内に展示されたキャラクターのパネルをスマホのカメラで収め、上映後には1Fのシネマカフェで販売中のコラボメニューであるピッツァを食べて帰る。ガルパンファンにとって、ここに来て映画を見る事が巡礼のようなものであり、立川シネマシティが“「ガルパン」の新たな聖地”になっていると言っても過言ではなさそうだ。

■ 仕掛け人が語る、極上爆音上映と「ガルパン」のマッチング感

では、この状況について、極上爆音上映の仕掛人である立川シネマシティの企画室室長・遠山武志さんはどう感じているのだろうか?「正直、驚いています。極爆化に際し、岩浪音響監督に音響監修を依頼しましたが、広く宣伝したわけでもなかったので、実際に見てくださったお客さんがSNSで拡散してくれたのが大きかったのかもしれません」と語る。

また、ここまでのムーブメントになった理由として、“極上爆音上映”が作品の世界感に入り込みやすかったのでは…?とも。「戦車が走ればその走行の震動が、巨大な砲撃が行われればその爆発の衝撃が、物理的に座席や建物が重低音で揺れることによって体感できます。現実に戦車を目の前にしたらこのようになるだろう、というのを体感しながら観ることで作品への没入感が飛躍的に高まることが最大の魅力だと思います」と、作品との相性のよさもあったのではないかと分析してくれた。

先日発表されたように、立川シネマシティでは、9月2日(金)まで上映延長を決定。ぜひ遠方の方も夏休みを利用して、極上爆音上映というここでしか得られない唯一無二の貴重な体験をしてみてはいかがだろうか。【取材・文/トライワークス】

最終更新:7月1日(金)11時37分

Movie Walker