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【ブラジル】天候不順による食材価格高騰 フェイジョンは輸入関税引下げ

サンパウロ新聞 7月1日(金)5時31分配信

 ブラジルの家庭で日常的に使用される食材の価格が乾燥・多雨などの天候不順による収量減の影響で上昇し、家計に影響を及ぼしている。国内メディアが報じている。IBGE(ブラジル地理統計院)のデータによれば、特にフェイジョン豆が顕著で、今年1~5月の間に33.49%、過去12カ月間で41.62%上昇。最も消費の多いフェイジョン・カリオカの価格は6月中旬までに約54%上昇している。テメル大統領は22日、価格抑制を目的にフェイジョンの輸入拡大方針を表明し、翌23日、Camex(貿易協議所)はフェイジョンにかかる10%の関税率を90日間0%に引き下げることを承認している。

 ブラジルはすでに、アルゼンチンや、近年では中国などから年約10万トンのフェイジョンを輸入している。今回の関税引き下げ措置によって、すでに関税が0%となっているメルコスル諸国に加えて域外国からの輸入が増えることで、価格の抑制が期待される。一方で、最も消費の多いフェイジョン・カリオカは他国での生産量が少ない。このため、フェイジョン・プレットなど他の種類の値段は下がっても、カリオカについては消費量が減らなければ早期の値下がりにはつながらないとの見方も紹介されている。

 さらに、UOLサイトの報道によれば、フェイジョン以外の食材でも、玉ねぎが6月中旬までに32.7%、にんにくは36.2%の上昇。調理に使用するものもバターの41.9%をはじめ、大豆油は13.71%、オリーブ油は15.51%の上昇となっているという。 

 米の年初からの価格上昇は5.21%と他の食材ほどではないが、上昇する傾向にあるという。サンパウロ大学農学部ルイス・デ・ケイロス校の研究者によれば、米の生産にも降雨の影響が及んでおり、年末の在庫量は過去最低レベルとなる見通し。予想消費量(1200万トン)に対し、予想生産量は1050万トン程度となっているという。

サンパウロ新聞

最終更新:7月1日(金)5時31分

サンパウロ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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