ここから本文です

中山鋼業、鉄筋加工事業を強化。「端部定着板」加工に進出

鉄鋼新聞 7/1(金) 6:00配信

 関西の電炉異形棒鋼メーカー、中山鋼業(本社・大阪市、社長・井手迫利文氏)は、異形棒鋼(鉄筋)の切断・曲げなど加工事業で、7月から鉄筋端部定着板加工に進出するなど同事業を強化して、「経営の第二の柱」に育成していく。素材販売に加工事業強化を加えて事業の付加価値を高める。

 定着板加工に進出するとともに、広さ1700平方メートルの加工ヤードを建設開始した。ヤードを新設して分散している加工部門の集約・効率化を図る。
 加工ヤードは2017年早期に完成予定で、ネジ鉄筋加工、自動曲げ・切断加工、鉄筋端部定着板加工など一連の加工体制を整えて、現状の月700トンから月1千トン以上に鉄筋加工事業を拡大していく。
 同社は最大径D51ミリまでの異形棒鋼およびネジ鉄筋などを月2万5千トン生産して、建築向けと土木向けに販売している。今回増強する加工事業も、建築・土木向けを対象に強化している。
 定着板加工設備は、同社が資本参加しているディビーエス(本社・豊橋市)の「DBヘッド定着工法・高周波誘導加熱式設備」を6月に導入した。鉄筋端部に輪状の部材(DBリング)を装着し、高周波誘導加熱方式で高温加熱しながら圧着して端部定着板を造る。
 鉄筋端部の処理方法は、従来の鉄筋を折り曲げて組立時に収納する「折り曲げフック定着工法」から、施工が省人・省力・短時間ででき、配筋密度を抑制できる「定着板工法」に移行してきている。ゼネコンや設計事務所でもマンションなどRC造工事で「端部定着板工法」採用が一般化しており、関西の異形棒鋼メーカーや鉄筋加工各社でも定着板加工を導入するところが増えている。

最終更新:7/1(金) 6:00

鉄鋼新聞

なぜ今? 首相主導の働き方改革