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仙台空港、今日から初の民営化 何がどう変わる? すでに効果も

乗りものニュース 7月1日(金)8時14分配信

別々だった「空港の運営」を一体的に

 2016年7月1日(金)、仙台空港(宮城県)が国管理空港として初めて民営化され、午前7時35分頃、その第1便であるIBEX(アイベックスエアラインズ)82便、福岡行きが快晴の空へ離陸していきました。

 仙台空港はこれまで、滑走路や駐機場などは国が、空港ビルなどは宮城県などによる第三セクターによって運営・管理されてきましたが、政府によるPFI事業(民間の資金とノウハウを活用し効率的かつ効果的な公共サービスを提供する)拡大の方針に伴い、今後は東急電鉄や前田建設、豊田通商など7社が出資する(株)仙台国際空港が一体的に運営・管理します。

 同社は30年間の空港運営権を22億円で取得。「空港全体」の視点から、柔軟な着陸料の設定による増便やサービスの向上を図り、利用者の増加を目指します。

 その象徴的なひとつが、「屋上展望デッキ」かもしれません。これまで、そこへの入場には100円が必要でしたが、7月1日からは無料になりました。関係者によると、これまでこの入場料自体の収支が考えられていましたが、今後は空港サービスの一環として、空港全体の収支のなかで考えられるようになり、無料化が実現されたといいます。

 民営化された仙台空港の目標は、30年間で年間旅客数は約1.7倍の550万人、貨物取扱量は約4倍の2万5000トンというもの。国管理空港の民営化は高松、福岡などでも考えられており、初めてとなる仙台はその試金石として注目されます。

恵 知仁(乗りものライター)

最終更新:7月1日(金)12時25分

乗りものニュース