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試乗でわかったトヨタ新型「エスティマ」デビュー11年目の更なる進化/速攻試乗レポート

オートックワン 7/1(金) 12:02配信

デビュー11年目のマイナーチェンジ、その真意とは

マイナーチェンジは文字通り小規模の変更だから、通常はあまり話題にならない。それがトヨタ エスティマについては、意外に関心が高いようだ。そこで報道試乗会に出席した。

トヨタ 新型「エスティマ」「エスティマハイブリッド」写真でチェック[画像90枚]

現行エスティマの登場は2006年だから、すでに10年が経過する。2回目のフルモデルチェンジを受けても不思議のない時期だが、マイナーチェンジで済ませた。その理由が何処にあるのかについて開発者に尋ねた。

「エスティマはミニバンの定番車種で認知度も高く、約40万台の保有がある。現行型も(1か月に1000台以上のペースで)堅調に売れて、根強いファンのお客様が多い。そこでマイナーチェンジを行った。フルモデルチェンジしなかったのは、今のミニバン需要が、トヨタ車ではコンパクトなシエンタ、5ナンバーサイズが基本のヴォクシー/ノア/エスクァイア、Lサイズのヴェルファイア/アルファードという商品で定着しているからだ。エスティマは(今は相応に売れているが)先行きの需要が見えにくい。また現行エスティマのデザインが今でも新鮮で、お客様から高い評価を得ていることも、マイナーチェンジにとどめた理由だ」と言う。

つまりエスティマは今でもしっかりと稼ぐから廃止するには惜しいが、高額な開発費用を使ってフルモデルチェンジするのは、先行きの不透明な需要を考えると心配が伴う。デザインには今でも魅力があって今後もイケそうだから、マイナーチェンジで妥協したと受け取られる。

V6 3.5リッターを廃止し、全グレードをエアロモデル「アエラス」系で統一

ただしマイナーチェンジでは、できることが限られる。詳細は2016年6月6日に掲載した「トヨタエスティマ/新型車解説」で述べているが、エンジンの動力性能や燃費は向上していない。また、V型6気筒3.5リッターエンジン搭載車は、販売構成比が僅か2.5%だから廃止され、約70%を占める直列4気筒の2.4リッターと、約30%の2.4リッターハイブリッドに統合している。

さらにグレードも従来の「X」や「G」を廃止して、約80%を占めるスポーティーな「アエラス」のみにした(アエラスに複数のタイプを設けている)。

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最終更新:7/1(金) 12:18

オートックワン