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時効迫る小4死亡ひき逃げ 熊谷で母ら呼び掛け「犯人の良心信じる」

埼玉新聞 7月1日(金)10時33分配信

 埼玉県熊谷市本石1丁目の市道で小学4年生だった小関孝徳君=当時(10)=が死亡したひき逃げ事件で、道交法違反(ひき逃げ)罪の時効が3カ月後に迫り、熊谷署と市内の交通安全関係団体など約40人が6月30日、JR熊谷駅でチラシ500枚を配布し、事件に関する情報提供を呼び掛けた。警察との合同の呼び掛けは初めてという。

 ひき逃げ事件が発生したのは2009年9月30日午後6時50分ごろ。書道教室から自転車で帰宅途中の小関君が、車にひかれて死亡した。毎年、事件が発生した9月30日に同駅で情報提供を呼び掛けてきたが、道交法違反罪の時効成立が今年9月30日に迫っているため3月に続き、協力を訴えた。自動車運転処罰法違反(過失致死)罪の時効成立は19年9月30日。

 この日は小関君の母代里子さん(48)も支援者とともに参加。代里子さんは「(犯人に)良心があると信じるしかない。風化されているような気持ちもある。それが(犯人が)見つからない一つ(の原因)。私が捕まえることはできないが、真実を知りたい」と痛切な胸の内を言葉にした。

 熊谷署の伊古田晴正署長は「救護義務違反(ひき逃げ)については時効を目前に控えている。犯人はまだ捕まっていない。非常に残念。皆さまの協力を頂いて犯人に結び付く情報を収集し、検挙したい」と語った。

 情報提供は、熊谷署(電話048・526・0110)へ。

最終更新:7月1日(金)10時33分

埼玉新聞