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水谷豊と宇崎竜童、5年ぶりの共演 貫禄の大人の演奏で魅了

MusicVoice 7月1日(金)20時16分配信

 俳優・水谷豊と、ミュージシャンの宇崎竜童が6月30日、東京・かつしかシンフォニーヒルズで5年ぶりとなる共演コンサートをおこなった。今公演は、全国ツアー「水谷豊×宇崎竜童~男と男の誰にも言えない、ここだけのラ・イ・ブ~ vol.2」の初日。コンサートは水谷豊コーナー、宇崎竜童コーナーに分かれた構成で、貫禄の大人の演奏を披露。訪れた観客を最後まで楽しませた。

 この2人は水谷豊が1978年にリリースしたアルバム『青春番外地』を宇崎竜童が作曲(作詞は阿木燿子)して以来の付き合い。水谷豊が宇崎との出会いの曲「表参道軟派ストリート」を歌うと、宇崎はアルバム『青春番外地』収録の「やりなおそうよ」をカバー。古くから応援してるファンにとっては堪らない選曲だ。

 中盤は水谷がホストとなってゲストとトークする「豊の部屋」コーナー。まずは宇崎竜童が登場。この日リリースされた水谷のシングルに収められた宇崎夫妻書きおろしの「名前で呼ぼう」を披露。続いてはスペシャル・ゲストの岸部一徳。ステージに現れるや客席から「官房長っ! (テレビ朝日系ドラマ『相棒』での役職名)」の声が飛んだ。

 岸部は水谷に対し、しばらく会わないと、又会いたくなる存在だと語り、「官房長のままで良かったのに…」とこぼした。岸部は水谷が初めて監督を務めた映画『TAP THE LAST SHOW』にも出演。トークは映画の撮影や水谷の監督ぶりに及んだ。

 後半は水谷のソロ・コーナー。昨年リリースしたカバー・アルバムに収められた「上を向いて歩こう」等をじっくり聴かせ、「カリフォルニア・コネクション」を始め、懐かしの大ヒット曲の連打に集まった1,300人の観客も大喝采で応える。

 圧巻は宇崎と共演した「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」。ティアドロップのサングラスに開襟シャツという“不良“ルックで現れた2人。

 宇崎はダウン・タウン・ブギウギ・バンドの頃のような不良少年に、水谷はかつての日本テレビ系ドラマ『傷だらけの天使』で演じた乾亨を彷彿とさせ、一瞬にして40年以上前にタイムスリップしたような雰囲気に。出で立ちこそは“不良少年“だが、ブルージーな香りを醸し出す貫禄の大人の演奏。

 続いては宇崎が山口百恵に書いた「ロックンロール・ウィドウ」。オリジナルより少しテンポを落とし、ふたりが掛け合う貫禄のボーカルを聴かせる。5年ぶりの共演というが息はピッタリ。

 歌謡曲、ポップスにブルース、ロックンロール。あらゆる音楽のジャンルが歌われているのに、見終わった後に感じるのは、違和感が全くない一本筋が通ったエンターテイメント・ショウ。還暦を超えた2人だからこそ発信できる大人の凄みだ。

 コンサートツアーは、この日を皮切りに7月18日の東京・恵比寿ガーデンホールまで、全国7ヶ所で行われる。また、この日にスペシャル・ゲストで参加した岸部一徳は、水谷豊の誕生日に当たる7月14日の横浜・神奈川県立音楽堂にも出演することが、急遽決定した。

最終更新:7月1日(金)20時16分

MusicVoice