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粘りでつかんだ「7勝目」糧に 四国IL選抜がキャンナムリーグ最終戦へ

Full-Count 7月1日(金)16時41分配信

連敗を6で止め、通算勝利は7勝11敗に

 ようやく長い長いトンネルを抜け出した。6連敗・4試合連続サヨナラ負けで精神的にも深いダメージを負っていた「四国アイランドリーグplus ALL STARS」。その負の連鎖を自らの力で切り拓いた。

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 現地時間6月29日19時05分(日本時間6月30日8時5分)レイモンド・シャポー・グランド・ソーントン・パークでのオタワ・チャンピオンズ3連戦2戦目。ベンチがまずは既成概念を打ち砕きにいく、先発マウンドに登ったのは、北米遠征のみならず香川オリーブガイナーズでも5月以降は中継ぎ登板が続いていた間曽晃平。先発型としてもクオリティピッチングができる間曽の安定感に、連敗脱出を託した形となった。

 難しい調整を強いられた間曽。しかし彼は5回までその期待に応えんと、ストレート、変化球をコントロール良く投げ分け熱投を続ける。3回裏に無死二、三塁のピンチから左前適時打を浴び、2点の先制を許し、4回裏も1死から三塁打と安打で3点目を失うも、リズムよく要所は締めていく。

 打線では故障からの復帰組が輝いた。4回表、2死から復帰後スタメン2試合目となった6番・河田直人(高知ファイティングドッグス)が二塁打を打つと、これも故障から復帰し初スタメンとなった古川敬也(愛媛マンダリンパイレーツ)が三塁の失策を誘う当たりを放ち1点を返す。

 さらに1-3で迎えた6回表には1死二、三塁から5番・小林義弘(徳島インディゴソックス)の左前適時打で2-3と1点差。そして続く河田は内よりきた変化球を捉え、右前適時打で同点に追いつく。回復時間が限られる連戦・移動サイクルの中、懸命なケアを続ける只川宏(香川オリーブガイナーズ)、伊藤和明(愛媛マンダリンパイレーツ)両トレーナーに、河田は最高の恩返しを果たした。

昨季の勝ち星を上回った四国IL選抜

 かくして幾多の困難を乗り越えた「KABUKI SPIRITS!」を体現する者たちにより3-3の同点とした「四国アイランドリーグplus ALL STARS」。そしてチームは1つになる。

 6回裏1死二、三塁で間曽からマウンドを引き継いだ佐藤宏樹(愛媛マンダリンパイレーツ)は連続三振でピンチを脱出し、2回3分の2を無失点リリーフ。9回裏からは岸本淳希(香川オリーブガイナーズ)が踏ん張り、試合は延長戦、さらに無死二塁からスタートするタイブレークの延長11回表に突入する。

 10回表には1死満塁の絶好機を逃したカブキJAPANだが、このチャンスを逃すわけにはいかない。犠打と四球で得た1死一、三塁から佐藤・岸本を好リードしていた8番・鶴田都貴(愛媛マンダリンパイレーツ)が執念のニゴロの間に、勝ち越しに成功。そして3イニング目のマウンドとなった岸本は1死三塁を気迫で抑えこむ。

 待ち望んでいたマウンド上のハイタッチ。8日ぶりの勝利は6連敗を止め、通算勝利は7勝11敗。昨年の6勝10敗をついに勝ち数で上回った。「みんなが一所懸命やった結果、今日勝てたことが本当に喜ばしい」(中島輝士監督)。まさに粘り勝ちである。

 さあ、残りは泣いても笑っても2試合のみ。キューバ代表との一大決戦への最終準備を整えにいく。

四国アイランドリーグplus ALL STARS
000 102 000 01 4
002 100 000 00 3
オタワ・チャンピオンズ

四国アイランドリーグplus ALL STARS:間曽、佐藤、岸本-垂井、鶴田
オタワ・チャンピオンズ:Chrismon, Moeller-Grauer

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最終更新:7月1日(金)16時41分

Full-Count

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