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韓国の主力業種で中国が猛追

ハンギョレ新聞 7月1日(金)19時20分配信

高付加価値製品と新しい主力業種発掘すべき

 最近の韓国の主力産業の輸出不振は、中国との競争激化によるものと分析された。韓国は12の主力業種のうち10業種で中国との競争が深刻な状態にあり、今後、高付加価値製品や新しい主力業種の開発が急がれることが分かった。

 29日、産業研究院が発表した報告書「主力産業の輸出不振の原因と構造調整の方向」によると、主力産業において韓国は中国よりも技術と品質が優れているが、価格では競争力が低いことが分かった。産業研究院の専門家たちの評価によると、韓国の主要業種のうち、自動車や造船、一般機械、精油部門ではまだ韓国が技術と品質で中国を上回っていた。自動車は、中国が韓国の80%、造船は75~85%、一般機械は80~85%、精油は80~86%のレベルだった。しかし、これらの分野での中国の価格競争力は、自動車で120%、造船で110~120%、一般機械で120%など、韓国の技術と品質競争力を打ち消すほどだった。

 中国の技術と品質競争力が韓国に迫る勢いの分野も多かった。鉄鋼で95~98%、石油化学で90~100%、繊維で95%、情報通信で90~92%、家電では90%まで韓国に追いついてきた。そのほかに、飲食料で80~90%、ディスプレイで80~90%、半導体では80~110%のレベルだった。特に、システム半導体技術と石油化学の品質では、中国が韓国の110%と100%で、むしろ優れているか同等のレベルだった。価格競争力では中国が110~200%で、ほとんど韓国を上回っていた。ただし、精油では韓国の80%、ディスプレイでは95%で、韓国が価格と品質、技術などすべての分野で優位を占めていた。

 この分析に基づき、韓国の12の主力産業のうち、今後中国との競争が非常に激しくなると予想されるのは、一般機械、鉄鋼、石油精製、繊維、家電、ディスプレイの6部門だった。また、競争が深刻になる部門としては、自動車、造船、石油化学、情報通信などの4部門が挙げられた。

 報告書を作成した産業研究院のチョ・チョル上席研究委員は、「主力産業の中で、5年後にも韓国が中国より競争上の優位を保てる品目は、一部の高級品や核心素材・部品だけだ。主力産業で輸出が成長する高付加価値品や6大後発業種(プラスチック、2次電池、半導体・ディスプレイ製造装備、化粧品、医療用電子機器、医薬品など)での輸出を増やして行かなければならない」と助言した。

キム・ギュウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:7月1日(金)19時20分

ハンギョレ新聞