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アリス役のミア・ワシコウスカ、6年ぶりに共演したジョニデをリスペクト

クランクイン! 7月1日(金)12時0分配信

 前作から約6年、女優のミア・ワシコウスカが最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』を引っ提げて再来日を果たした。ジョニー・デップ演じる友人マッドハッターを救うため、ワンダーランドを縦横無尽に奔走するアリス役のミア。その逞しく成長した姿は、女優として着実にキャリアを積み重ねる彼女の“今”を象徴しているようにも見える。「アリスを心から尊敬する」というミアに、本作の魅力、ジョニーとの再共演などについて話を聞いた。

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 本作は、ティム・バートン製作のもと、『ザ・マペッツ』シリーズなどのジェームズ・ボビンがメガホンを取ったファンタジーアドベンチャー最新作。ルイス・キャロル原作の「不思議の国のアリス」の後日譚を映画化した前作の続編として、主人公アリス(ミア)が、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッター(ジョニー)を救うため、時を操る強敵・タイム(サシャ・バロン・コーエン)に立ち向かう姿を描く。

 冒頭から「今度は私が主役よ!」と言わんばかりに、壮絶なアクションを繰り広げながら登場するミア。「亡き父の後を継いだアリスは、船長となって様々な荒波を乗り越え、自信をつけて母国に戻りますが、社会は女性である彼女をたやすく受け入れてくれない。それでも、自分の意志を曲げず、自分のやりたいことをやり通す。アリスの力強い生き方にとても共感する」。そう語るミア本人は、とても物腰が柔らかく、繊細で、ちょっぴり照れ屋だ。

 逞しく成長したアリスを演じるミア自身も、この6年間、女優として確かなキャリアを積み重ねてきたが、再びジョニーと共演し、何か大きな変化はあったのだろうか。「前作もご一緒させていただいたので、共演することに全く違和感がなかった。今回は、アクションが多く、周りには大勢のスタッフがいたけれど、核心に触れる大事なシーンは、ジョニーと1対1でじっくりお芝居ができたので、とても楽しかったわ」とニッコリ。「特に、目と目でいろんな感情を伝え合う演技に挑戦できたことは、とてもいい経験になった」と満足そうに語る。


 さらに、ミアのジョニーに対するリスペクト談は止まらない。「全くキャラクターの違う役を演じても、どこかにジョニーらしさをもたらすことができる素晴らしい俳優。マッドハッターも、普通に演じてしまうと“狂気”の方に走ってしまうけれど、“心の脆さ”もしっかりと演じているところにクリエイティビティーを感じる」と称賛を惜しまない。

 今回は、ルイス・キャロルが「アリス」に込めた原点に立ち返り、誰の心の中にもある“課題”と、それを“克服”する勇気を映画のテーマにしているが、ミア自身、今、乗り越えなければならない課題があるのだろうか。「そうね、バランスかしら。これまで映画業界を見てきて、私が尊敬する先輩方は、私生活と仕事のバランスをとても上手に取っている」と感心する。演技に関しても、「アリス=ミア」というイメージを受け入れながらも、「自分と全くかけ離れた役、普段は抱かない感情表現にも挑戦してみたい」と新たな意欲を見せる。

 ジョニー同様、前作に続き再共演を果たしたヘレナ・ボナム=カーターやアン・ハサウェイからも、「自意識過剰にならず、演技に没頭する真摯な姿勢」に感銘を受けたというミア。「アリス」という役を通して、偉大な俳優陣と出会い、女優としても大きな成長を遂げた彼女は、「学ぶ」という永遠の「課題」についても、一つ一つ着実に克服しているようだ。(取材・文・写真:坂田正樹)

 映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日より全国公開。

最終更新:7月1日(金)12時0分

クランクイン!