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“超変革”の代償…? オールスター投票から見る阪神の凋落

ベースボールキング 7/1(金) 13:40配信

かつては“球宴ジャック”も…

 7月15日と16日に福岡、横浜で開催される「マツダオールスターゲーム2016」。いよいよ近づいてきた夏の祭典へ向け、出場メンバーが続々と発表。ファン投票と選手間投票の結果が発表され、あとは監督選抜を残すのみとなった。

 中でも気になるのが、阪神勢の苦戦。かつて2003年にはファン投票で9人を輩出するなど、球界屈指の人気球団として君臨してきたが、今年はファン投票でルーキー・高山俊が選出されたのみ。選手間投票では、ゴメスと鳥谷が各部門で3位に入ったのが精一杯であった。

“超変革”がもたらした弊害?

 チームが苦戦を強いられているというのも大きな要因のひとつであろうが、選手起用のパターンが固定されていないことも理由として挙げられるだろう。

 金本知憲新監督のもと、「超変革」をテーマに生まれ変わった阪神。ルーキー・高山の抜擢や、これまで出番に恵まれてこなかった若手選手を積極的に起用している。以下が今シーズン出番を増やしている若手選手たち。

【阪神・超変革起用】
高山 俊  72試 率.256 本2 点28 ※ルーキー
北條史也  56試 率.273 本1 点12
原口文仁  45試 率.324 本6 点21
横田慎太郎 38試 率.190 本0 点4
江越大賀  31試 率.238 本4 点11
板山祐太郎 29試 率.228 本0 点4 ※ルーキー
陽川尚将  20試 率.170 本1 点2
中谷将太  10試 率.357 本1 点4

 このように、前半戦から多くの若手を起用したことでチームはフレッシュに生まれ変わりつつあるのだが、定着した選手のはそのうちの一部。多くの選手は、出だしこそよくてもその後一軍の壁にぶつかり、途中で離脱を強いられている。

“超変革チルドレン”に託された使命

 「投票」という部分ではシーズンの苦戦を象徴するような結果となってしまったが、今年はファン投票と選手間投票の結果がさほど変わらなかったため、その分「監督選抜」の枠が多くなる。そのため、阪神がこのまま高山ひとりで終わるというのは、まずないと見ていいだろう。

 投手ではローテーションの軸として活躍するメッセンジャーや藤浪晋太郎、ブレイクの兆しを見せる岩貞祐太といったところが候補となり、野手では途中までノミネート外ながらもファン投票をリードしていた原口文仁がいる。この中から全員とはいかなくとも、何人かは選ばれるはずだ。

 鳥谷のファン投票連続選出も途切れたように、“人気”という点だけ見ると、選手よりも監督の方がすごいかもしれないというのが現状…。これを打破するという意味でも、今シーズン種がまかれた“超変革チルドレン”たちにかかる期待は大きい。

 セ・リーグのイスを取り戻せ!阪神の今後の戦いに注目だ。

BASEBALL KING

最終更新:7/1(金) 13:55

ベースボールキング