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初泳ぎ、歓声響く 串本の橋杭、田原で海開き

紀伊民報 7月1日(金)16時41分配信

 和歌山県串本町くじの川の橋杭海水浴場と同町田原の田原海水浴場が1日、海開きした。初泳ぎの子どもらの歓声が響き、串本に夏の到来を告げた。橋杭海水浴場では今年から、ボードに乗ってパドルをこぐ「スタンドアップパドルボード」(SUP)などのレンタルが新たに始まった。期間は8月31日まで。

 橋杭海水浴場では午前9時から、町観光協会主催による海開きの式典があり、町や町議会、串本海上保安署、串本署、地元区などから関係者約30人が出席。安全を祈願した。

 神事の後、町観光協会の島野利之会長が「高速道路が(すさみ町江住まで)つながって、たくさんの人が串本に来られると思うし、海水浴場にも来てもらいたい。今年から新たにアウトドアのメニューをするので、この海水浴場がアウトドアの発信基地になっていけばいいなと思っている」とあいさつした。

 田嶋勝正町長は「串本が一年で一番活気づくのが7、8月。日本ジオパークに認定されたジオサイトの象徴となる橋杭の立岩を眺望しながら泳げる海水浴場はここしかない。高速道路が開通し、多くの海水浴客が来ることが期待できる」と述べた。

 テープカットの後、近くの橋杭小学校の児童約50人が初泳ぎをし、水の掛け合いをしたり、滑り台付きの飛び込み台で遊んだりした。

 SUPを体験した6年生の北淳志君(11)は「パドルでバランスを取るのが難しかったが、慣れてきたらとても楽しかった」と喜んだ。

 期間中、同海水浴場の駐車場は1回の駐車料金がマイクロバス以上2千円、普通車千円、バイク500円。

 田原海水浴場の海開きは、午前11時から古座観光協会主催による式典があった。同町津荷の上野山保育園の園児が初泳ぎを楽しんだ。同海水浴場の駐車場は無料。

■アウトドア体験取り入れ 橋杭海水浴場

 橋杭海水浴場では今シーズンから、新しいメニューとしSUPなどの体験ができる。町観光協会から管理委託を受けた串本町樫野の青木寛さん(47)は「泳ぐ以外にも、ビーチアクティビティーを取り入れた。観光客がここへ来て、串本はいろいろあって楽しいと思ってもらえたら」と話している。

 同海水浴場の管理委託先を町観光協会が新たに公募し、シーカヤックのインストラクターや観光関係の仕事に携わるなどの経験を持ち、ジオガイドでもある青木さんが選ばれ、7月から海の家の切り盛りをしていくことになった。

 レンタルは、SUP(1時間2千円)、シーカヤック・ダッキー(同2千円)、シュノーケルセット(1時間千円)。安全のため、遊泳区域と分けた所で利用してもらう。パラソル(千円)や浮輪(500円)もある。

 食べ物はラーメンや焼きそば、カレーライス、ドリンク、かき氷などを用意。串本と縁の深いトルコにちなみ、トルコ風ケバブ丼(700円)やサバサンド(400円)もある。値段はすべて税込み。

 青木さんは「7、8月以外も海水浴場をアクティビティーの観光拠点として十分活用できると思う。今年は夏だけだが、来年以降は年間を通じていろいろな取り組みができたら」と話している。

最終更新:7月1日(金)16時41分

紀伊民報